家を購入する前に
2021年01月30日
低金利の今のうちに家を建ててしまおう、買ってしまおうと考えるのは当然の事です。ローンが終われば自分の物になりますし、毎月の家賃を払って賃貸に住んでいても、最後まで払い続けるだけになると考えれば、長期のローンを組んで家を手に入れるのは一つの選択肢といえるでしょう。
ただ、30年以上のローンとなると、平均して40歳前後にローン開始とすれば、ローンが終わるのは70歳を越える頃になります。一般的には仕事は引退して年金暮らしになっている年齢です。
その頃には、家も老朽化して故障個所がどんどん出てくる時期ですし、家自体が建て替えなければならないほど劣化している可能性もあります。となると、若い頃のような収入も無い状態で高額な修理費や立て替え費用が出せるか疑問になります。
さらに固定資産税も毎年払う事を忘れてはなりません。土地付き一戸建てであれば、土地の固定資産税も加わってきます。こう考えると、歳をとったら安い賃貸で生活していた方が安上がりという状況も人によっては出てくるといえます。これらは、ある経済の本を読んだ時に書かれていた内容で、なるほどと思ってしまいました。
老後の資金が2千万必要とか、ある政治家が言ったことが問題視されましたが、あながちおかしなことを言っている訳でもないなという気もしました。
ここまでは、一般論としての家の購入リスクの話でしたが、探偵として、家の購入に対するリスクを考えますと、家の購入の直後に奥さんに別れ話をされる場合があるという事を知っておいて頂きたいです。
なぜかと言いますと、当社は男性の依頼人様が多いので、当然この場合の浮気調査の対象者は女性である依頼人様の奥さんです。その奥さんが家の購入や新築の直後か一年程度しか経っていない時期に不倫をして家を出ていこうとする案件が多数みられたからです。
ある依頼人様は、奥さんが子供も一緒に連れて出ていくというので、このままでは新築の家にポツンと一人で住む事になると、とても嘆いていました。
ある依頼人様は、奥さんの家に婿に入り、奥さんの実家の敷地内に新築の家を建てさせてもらったようなのですが、離婚となると、自分が家を出ていくしかないだろうと途方に暮れていました。奥さんと別れたら、奥さんはもちろんの事ですが、奥さんの両親とも他人になるのですから、別の男と一緒になって奥さんが出て行った後、義理の親の敷地内に住み続けるというのもそれは気まずい事ですので、普通は出来ませんね・・・
何にしても、三千万前後のローンを組んで、家を手に入れたその直後に、不倫されて出て行ってしまう奥さんがこの世の中には存在しているという事です。当社だけでも何件も相談があった案件ですから、全国的に見たら相当数あるのではないでしょうか?
探偵目線でみると、こういう事も家の購入リスクになりますので、家を購入する前に、奥さんとの仲がどうなっているのか、今一度確認してみたほうがいいのではと思います・・・