浮気調査のその後がハッピーだと探偵もうれしい
2024年03月6日
浮気調査において、依頼人様との綿密な打ち合わせはとても大事です。
配偶者の行動パターンを解析し、何曜日が怪しいのか、近々出張などはあるのかなど、浮気調査を決行する日の選定は入念に依頼人様と検討する必要があります。
そんな真剣なやり取りの中、涙を浮かべる方もいらっしゃいます。
主に女性の依頼人様に多いのですが、確かに泣きたくなる気持ちも分かります。
男女平等の世の中になってきたとはいえ、現実的にはまだまだ男性の方が所得もあり、離婚した後の生活や子供の事を考えたら気分が沈むのは当たり前です。
それに加えて夫に裏切られたという悔しさ等が入り交じり、涙してしまうのでしょう・・・
ここで探偵が言える事は、我慢して頑張りましょうです。
色々な感情が頭の中を交差し、爆発してしまいそうになる気持ちをこらえ、これまで同様の態度を変えず平静を装うのは至難の業です。
しかし、これを耐えなければ調査は台無しになってしまいます。
探偵事務所で泣いてしまうのはいいですが、家庭では我慢しましょうと伝えるのは心苦しいのですが、言わざるを得ないのが探偵です・・・
そんなこんなを乗り越えて、探偵側も頑張り、浮気の証拠が揃い、完全勝利の離婚となるのは達成感はありますが、依頼人様にはその後の人生もあるのが現実です。
しかし探偵は調査が終了したら、依頼人様と接触する事はほとんどありません。
探偵に調査を依頼するなんてことが長い人生に一度も無いのが一般的です。
なので、一度でも探偵に調査を依頼したら、それっきりがほとんどです。
同じ案件で何度か依頼される方はいらっしゃいますが、別件をどんどん依頼されるという事は極少数です。
ですから、調査結果を伝えたら、その後の依頼人様の近況などはまず分かりません。
そんな中、ひょんな事から数年前の案件の依頼人様の姿を見かける事がまれにあります。
ある方は教員免許を持っている方でしたので、家庭教師でもやっていこうかと思っていると仰られていたのですが、当方が宅配物を送ろうととある宅配屋に出向いたところ、なんとそこの業者で働いていたのです。元気に接客している様子を見て、頑張って生きているんだなぁと思うと探偵としても嬉しい限りです。
いくら完全勝利の離婚劇を演じたとはいえ、慰謝料の相場は数百万円であり、数千万円の慰謝料などは大金持ちの有名人だけであり、一般市民にはそんな大金は離婚しても入りません。
なので、女性の場合は子育てと同時に自立した生活を考える必要があり、子供の養育費を貰ったとしても全然足りないのが現実です。
生活力のある男性との再婚でも出来れば良いでしょうが、連れ子だと中々難しく、シングルマザーとなる人が多いと聞きます。
そんな中、元依頼人の方が元気に働いている姿を見るのは感慨深くうれしいものです。