浮気調査において、自分で出来る事とは
2022年12月8日
探偵に頼まずに配偶者の不倫の実態を全て暴き出すのは中々難しいものです。
難しいとはいえ、出来なくはなく、成功する場合もあるのも事実です。
ただ、何を持って成功というかは、人それぞれになるでしょうし、不倫の証拠を得た後にどう対処するかも成功の定義に入ってくるでしょう。
浮気をしているかどうかが分かるだけで良く、離婚問題の裁判にまで持っていくつもりがないというのであれば、一般の方でも不倫の証拠を得るのはある程度可能です。
しかし、離婚になる可能性がある、又は配偶者や自身にに離婚の意思が有り、離婚の原因となる不貞行為を認めさせ、さらに離婚時の条件などを自分に有利に進めたいのであれば、調査は秘密裏に複数回の証拠を得る必要があり、ここまで自分自身での調査で完遂する事は並大抵の事ではありません。
ほとんどの場合、失敗する事になりますし、取れても一回の証拠程度であり、それも調査対象者に調査がバレてしまうというケースも多くみられます。
一回の証拠は得られても、調査がバレてしまえば、以後に更なる証拠が得たいという事態になったとしても、対象者は警戒してしまっていますので、プロの探偵でも難しい調査になります。
不貞行為の証拠で大事なのは、複数回の証拠が有る事によって、不貞行為の継続性やその期間等が証明される事であり、これを元に調停や裁判の事実確認をする事から複数の証拠を得るまでは秘密裏な調査が必要になります。
それを自分で壊してしまうのではあまりにも不利益な事をしているといえます。
配偶者の調査を自分でするとなぜ見つかってしまう可能性が高いかと言いますと、よく考えてみれば分かる事ですが、毎日同じ家で生活している家族においては、顔の確認をしなくても、その全体の容姿や雰囲気、動き方等で、直感的に判別が可能となる場合があるからです。
人ごみの中で、偶然遭遇した家族や親密な知人をその全体像だけで見つけた経験がある人は多いはずです。
帽子を被ったり、マスクをしたり、眼鏡をかけて変装したとしても、人それぞれの特徴までは中々隠せないものです。
なので、自分で調査をする場合には、一回の証拠が得られる程度と思っていた方が良いでしょう。
そして、自分自身で出来る事といえば、配偶者の行動パターンの記録を付ける事と、間接的な証拠を集める事です。
行動パターンが判明すれば、不倫をしている可能性のある曜日だったり、その周期だったりがある程度推測できます。
また間接証拠とは、レシートや領収書、パソコンやスマホの履歴、ドライブレコーダーの記録やカーナビの走行軌跡などが代表的なものとなります。
ドライブレコーダーの場合、配偶者と不倫相手が両方画像に収まり、ラブホテル等に入っていく様子が映っていれば、間接証拠ではなく、直接証拠となります。
また、現在ではスマホがほぼ主流の通信手段ですので、スマホの中身を調べる方法もありますが、法的に問題になる可能性と、見つかる可能性があるので、これをする事には意見が分かれる所です。
このように、自分で出来る調査は、探偵が行う本番の調査に向けての手掛かりを集める事にしておくべきかと考えます。