調査の日数と時間による料金の差があったとしても
2022年11月2日
探偵業界ほど定価というものが無い業界は無いかもしれません。
これは商品を売ったり、製造したりする仕事ではないという事もありますが、調査案件ごとに条件が違うという実情もあるからです。
それこそ全く同じ調査は無いと言ってもいいくらいなのが探偵の仕事と言っても過言ではありません。
なので、正確な調査料金を言えないのは、正直な所本当なのです。
ただ、スタンダードな案件の場合はこれ位の料金になりますと相談者に伝える事は可能であり、これを言えないという事は何か後ろめたい事があると言ってもいいでしょう。
浮気調査や素行調査のような尾行・張り込みをともなう業務においては、調査員の業務時間が料金の基本とする探偵社が多いです。
つまり、調査員一人当たりの時間当たりの料金という事です。
一時間8,000円から10,000円強が相場といえる相場ですが、これは個人事務所から中堅規模の探偵社の調査料金といえます。
大手と言われる探偵社であれば、これが20,000円だったり30,000円だったりします。
なぜこんな料金の違いが出るのかといえば、大手探偵社は広告料を過大に使っているので、それが調査料金に反映されてしまうのです。
この理由とは別に、規模が同じで違う探偵社、又は同じ探偵社であっても、全く同じ日数と調査時間であったとしても、料金に違いが出る場合があります。
例えば、3日で300,000円と1日で300,000円の条件が同じような案件があったとします。
そしてどちらも調査結果は取れたとします。
さて、どちらが正解かといいますと、どちらも正解といえるでしょう。
それが何故かといえば、条件が同じような案件だったとしても、全く同じではないからです。
そして、条件の差異があるのと同時に探偵社の調査体勢にも差異があって当然です。
しかし、これはおかしいと思われるかもしれません。
何故なら3日で300,000円なら1日で100,000円であり、3日調査をすれば証拠を3つ得られる可能性があるのではないかという理由からです。
しかしながら、それは結果論であり、1日300,000円の料金できちんと調査結果を得られ、3日で300,000円の場合、全く証拠を得られないという場合もあるからです。
これについては、同じ案件を別の探偵社が同時に調査をしてみないと結論は出ないでしょう。
言える事は、調査条件が案件ごとに違うという事と依頼した探偵社の実力にも違いがあるので仕方がありません。
ただ、3日で300,000円の探偵社と3日で百万円というあからさまに相場をかけ離れた調査見積もりを出された場合は気を付けてください。
証拠を得るのに探偵社の広告費まで負担されるのはどうかと思いますので・・・