ダイエット法のまやかしについて語ってみましょう
2022年10月25日
日本の戦後、昭和30年以降かなと思いますが、高度経済成長期になりかかってきてからの日本人の食生活がガラリと変わった時期からの事です。
米よりパンを食べろという医学界のアホな者が出てきた事もありました。
さらにバターのような脂をベットリ塗りたくってパンを食べろと言っていた者が居たと聞いた事があります。
今では考えられない事ですね・・・
今では、炭水化物が肥満の原因や糖尿病の原因になると、炭水化物ダイエットなるものが流行っていますが、これも前述したようなまやかしと同じかなと思います。
身も蓋も無い事を言えば、脂肪分だろうが、糖分だろうが、炭水化物だろうが、適度に摂取していれば、なんの問題もないのです。
腹がパンパンになるまで食べていれば、どんな栄養素だろうと過剰摂取になってしまい、身体に悪影響になるのは当たり前の事であり、少し考えれば誰でも分かる事です。
それをあたかも専門知識があるようなていで無知な大衆に対して講釈を垂れているのを有難みを持って聞いているのはとても馬鹿げています。
数年前に、呼吸法を使えば、どんな食生活でも痩せられるなどという詐欺まがいのダイエット法が世間を賑わしました。
しかし、これはすぐにインチキだという話が持ち上がり、本まで出した芸能人が訂正する事態になりました。
この頃はネットも繁栄してきた頃ですので、いい加減な事を言っていると、正論で看破される事が増えてきた時代でしたので、まやかしが通じなかったのでしょう。
詐欺と言われる前に、呼吸法プラス運動や食事制限も必要だと付け加えて事なきを得るように仕向けたのを記憶しています。
人生の大先輩である戦中に生きた事のあるご老人からお話を聞くと、芋しか食べれない時期もあったが、絶対量が少ない為に、肥満している者はほとんど存在しておらず、太っている者は闇市のような所で違法に食材を手に入れていたとか、戦地にならない地方の農家で、食べる事にはそんなに苦労しなかった人たちだったと言っていました。
それでも、現代のように、病気になるほど大食する者は極少数であり、現代人が食べ過ぎによる成人病になっているのは、罰当たりだと仰っていて、正にその通りだと痛切に感じました。
糖尿病などは、その当時、ほとんど聞いた事がなかったと仰っていました。
結論です。
特殊なダイエット法などはあり得ないと思った方が良いと思います。
何かをすれば痩せられるという〇〇ダイエットという本を買ったりするのはやめましょう。
人体が必要とするエネルギー以上の食事は控えて、適度な運動をする。
ここで大事なのは過酷な運動をして痩せようとするのは反動があるので注意が必要という事です。
過酷な運動をすれば、それだけ体は消耗しますので、エネルギーを摂取しようと食欲がわきます。
過酷な運動をしながら、食事制限をするのは、辛い運動をした上で食欲まで我慢するという二重の辛さを味わう事になるのです。
この仕組みを知らずして、みんなダイエットに失敗しているのです。
なので、適度な運動という所がミソといえます。
CMで芸能人を使ってダイエット成功という企業が少し前に目についていましたが、あれも食事制限を徹底させた上でのダイエットですので、これをすれば食事制限無しで痩せられますなんていう魔法のようなダイエットはあり得ません。
もちろん、アスリート並みの運動をして、素人と同じ食事量で生きていたらどんどん痩せていきますが、そんな生活が出来る人は極少数であり、万人が出来るダイエット法とはいえません。
無駄なお金を使わずとも、カロリー制限をした食事制限をすれば、自分の理想の体型体重になれます。
それが証拠に、病院食や刑務所の食事しか食べられない病人や受刑者は、適正体型体重になってしまいます。
要は必要以上の食事を我慢できるかできないかだけなのです・・・