マッチングアプリを使用した不倫が増加
2021年04月2日
これまでの不倫に入っていく流れの多くは、身近な存在の異性との不倫というものでしたが、スマホの普及により、その流れは徐々に変わってきています。
不倫をしようと思っても、異性と接触できる環境になければ、不倫は出来ませんので、職場の同僚だったり、子供会の親同士だったり、家族ぐるみの付き合いをしている相手だったりと、とても身近な存在が不倫相手の場合がこれまでは多かったのですが、最近増えてきたのがスマホのアプリに存在する「マッチングアプリ」と呼ばれるものを使用して、ネットで相手を探すというものです。
これだと、実際に調査をしてみなければ、不倫相手の素性は分かりません。
以前、依頼人の奥さんが、実家に子供を任せて、何かと東京に出かけて行くので、調査をしてほしいという依頼を受けました。
調査をしてみると、旦那さんの読み通り、男と会っていました。
東京なので、電車での移動であり、久しぶりの徒歩尾行だったのですが、ホテルへの出入りが撮れたので、完璧な証拠となったのですが、不倫相手の素性を暴こうと、二人が分かれた後、男を尾行したのですが、途中で自転車に乗られてしまい、家までは突き止められませんでした。
二回目の調査で、駐輪場付近に調査員の自転車を仮置きし、自転車での尾行を設定したのですが、二回目の調査では、男が電車で茨城県に来てしまい、ホテルの出入りは撮れたのですが、奥さんと分かれた後、男は駅から電車に乗ったのですが、なぜか途中の駅で降り、その駅前に、何者かが車で迎えに来て走り去り、またしても男の素性は分からず仕舞いになってしまいました。
警戒した上での行動ではないのは、無防備にホテルまで行く事から、それはないと思われたのですが、二回の不貞行為の証拠を撮れたので、依頼人である旦那さんは、心理的に余裕が出て、家でスマホの操作に夢中になっている奥さんからスマホを取り上げ、スマホを返せと半狂乱になる奥さんを制して、スマホの中身を見るという実力行使に出たそうです。
そこで、マッチングアプリの存在に気付き、アプリを起動すると、対象の男が出てきて、さらには電話番号まで交換していたようで、男に電話し、三人で会って話を付ける事になりました。
話が進むと、その男は妻帯者であり、実はダブル不倫だった事が判明、独身を装い、連れ子も混みで再婚相手になってあげると嘘をつきながらの遊びの不倫だった事が判明し、旦那さんと別れて、子供と一緒に不倫相手と再婚しようとしていた奥さんはうな垂れてしまったそうです。
これはもう五年くらい前の案件ですので、今はもっと、このマッチングアプリを使用しての不倫は急増していると思われます。