夫婦喧嘩とDVの違い
2021年02月13日
太古の昔から「夫婦喧嘩」というものはあり、各家庭の他人事でしたが、近年では一方的な加害行為が明るみになり、DV(ドメスティックバイオレンス)という名で、世間に知られるようになりました。
この暴力行為は、主に夫から妻への暴力ですが、逆の場合も少数ですがあるようです。
特に、高齢者になると、女性の方が長生きしますし、先に弱ってくるのが男性ですから、老人になってから今までの恨みという形でお婆さんがお爺さんに対してドメスティックバイオレンスを行うという事例もあるようです。
若いうちでも、優しい男性が、気の強い女性からドメスティックバイオレンスを受けているという事例もあり、少数ながら男性の被害者も存在しているようです。
しかしながら、圧倒的に女性の被害者が多いのは間違いなく、被害に遭っている女性は、我慢するのではなく、関係機関に助けを求めるのが賢明と思われます。
このドメスティックバイオレンスですが、単に配偶者や内縁の妻をいたぶるのではなく、ドメスティックバイオレンスに至るサイクルがあると言われています。
それは、1.緊張の蓄積期(加害者の機嫌が悪くなり始める)→2.暴力爆発期(加害者は激しい暴力を振るう)→3.解放期(加害者は謝罪して優しくなる)この1.~3.のサイクルといわれています。
このドメスティックバイオレンスは、単純な暴力だけでなく、暴言や行動の制限、行動のチェック、性的暴力や経済的暴力などがあげられます。
今でこそ、ドメスティックバイオレンス(DV)と呼ばれるようになり、社会的に認知されるようになりましたが、単なる夫婦喧嘩や子供へのしつけとして、未介入な時期が相当な期間あったようです。
ただ、被害者側に非があって、説教をされているという事もありますので、その説教が行き過ぎているかどうかで判断するのが適正なのではないかと思われます。
専業主婦なのに家事をしない、子供の面倒もみない、さらには生活費を使って散財し、浮気までしているという妻がいたら、夫は怒るのではないでしょうか?逆の場合もまた然りです。
しかし、暴力はいけません。
どうしようもない夫や妻だったら、離婚すればいいだけの話であって、暴力でねじ伏せても何も解決しません。
子供も同じです。暴力によってしつけられた子供は、自分も暴力的になるというデータがあるようです。
もしも自分に相応の非が無いのに、ドメスティックバイオレンスと思われる被害を受けていると思うなら、その証拠を得るお手伝いは探偵にも可能です。
今ではDV法も施行されていますから、証拠があれば、尚更適正に法的処置をとってもられる事でしょう。
そして、シェルターと呼ばれる保護所もありますので、積極的に使用すると良いでしょう。
また、探偵事務所には、DVの加害者からの家族の捜索の依頼が入る事がありますが、真っ当な探偵事務所ではそのような依頼は受けません。