ダイエットの嘘
2022年06月4日
世の中にはダイエット法と呼ばれる様々な痩せる為の方法がありふれており、それを利用した詐欺に近い商法がまかり通っています。
まず結論から言えば、病気や特異体質でもなければ、摂取した食物のカロリーと身体が消費したカロリーの加減によって体重や体型が決まってきます。
健康体であれば、食べれば食べるだけ太りますし、食べなければ痩せていきます。
実にシンプルな話なのです。
こんなにシンプルなのに、何故に体型コントロールが出来ないかといえば、それは欲望に勝てないからです。
欲望とは、人間の三大欲求の一つ「食欲」です。
この食欲をコントロールできなければ、ダイエットは無理といっていいでしょう。
一つ例外を言えば、摂取カロリー以上の消費カロリーになるような行動をすれば痩せていくことでしょう。
ただ、それを可能にするには、アスリート並みの運動量が必要となり、少々の運動をした所でやらないよりはマシという程度なのが現実です。
なぜそうなるのかと言いますと、運動をする事によって、消耗した身体が今現在の身体を維持しようとして、余計な食欲を働かせてしまうからです。
例えば、ダイエットをしようとして軽いジョギングをしたとしましょう。
いきなり何キロも走れないでしょうから、最初は軽めの距離数になると思います。
運動をしてなかった人にとって、1キロのジョギングですら、かなりの運動量となる事でしょう。
となると、身体の自律神経が働いて、身体を維持する為にいつも以上の食欲を感じさせてしまうのです。
これが、運動をしてダイエットに失敗する大きな原因となっている事を皆知らないのです。
例えば、腹が出てきてしまったので、腹筋運動をしたとしましょう。
そこそこの日数の腹筋運動をして、腹が締まってきたかなと思いきや、ズボンのベルトが逆にキツくなってしまったという話はよく聞きます。
これの真相は、腹に付いていた脂肪の下に筋肉が膨張してきた為に、筋肉量+脂肪になり、腹筋運動をする前よりも胴回りが太くなってしまったのです。
こうなると、この原理を理解していない人達は、努力しても成果が出ないという事で運動を止めてしまいます。
ではどうすれば良いのでしょうか?
ジョギングのような有酸素運動は脂肪を燃焼するのにとても良い運動です。
しかしジョギングを始める前よりもカロリーを摂取してしまっては意味がなくなってしまします。
筋トレもそうです。
一時的に脂肪の下に筋肉が増えて、一番気になるウエストが余計に太くなってしまったとしても、それを継続する事により脂肪が減っていく事を知れば、あきらめる事なく継続する事が出来るでしょう。
これだけの単純な思考を知っていれば、〇〇ダイエットなる詐欺まがいのダイエット法に大金をつぎ込む事なく、自力で好きな体型にする事が可能です。
〇〇だけをすれば痩せられる、〇〇を食べれば痩せられるなんていう話は、ほとんどが嘘なので、自力で痩せられるのに大事なお金をドブに捨てるような真似はやめましょう・・・