非通知での電話問い合わせについて
2023年05月21日
当社では、電話でのお問い合わせの場合、非通知の着信は拒否させて頂いております。
正当な問い合わせであっても、非通知で問い合わせされてこられる方がいらっしゃる事は存じておりますし、開業から数年間は非通知での問い合わせも受けておりました。
しかし当初より、非通知の場合、正当な事情による問合せよりも、多様な迷惑電話が多く、また正当な調査相談をされてこられる方は非通知にせずに堂々と問い合わせをされてくる事が多いという実情から、非通知は拒否するという体制をとりました。
では、非通知で掛けてくる迷惑電話がどのようなものかといいますと、探偵の同業者からの探りがあります。
また、新規に開業したばかりの新米探偵から、電話応対についてどのような対応をしているのか勉強したいが為の偽電話があります。
このように、商売敵からのこちらには何の生産性もない電話を、さらにはフリーダイヤルで料金こちら持ちで掛けてこられたのではたまったものではありません。
これらの同業者からの電話は、まず非通知で掛けてくると思って間違いありません。
探偵は待ちの営業ですから、依頼人からの問い合わせが来るのを待つという営業形態です。
なので、せっかく掛かってきた電話に対して、間違った対応をするとお客様を逃がしてしまうという観点から、電話の応対はとても大事になり、どこの探偵社も電話の対応についてはシビアになっているものです。
しかし調査員の経験は豊富でも自分で開業仕立ての場合、電話応対も含めた経営面については素人同然の新米探偵が存在します。
そんな彼らは先輩探偵の所へ依頼人を装って電話をし、プロの電話応対を学ぼうとするのです。
そこで番号通知で電話をしてしまうと自分が探偵だとバレてしまうので非通知で掛けてくるというのが現実です。
また、普通に依頼をしようと電話を掛けてこられる方においても、電話番号を探偵に知られるのに抵抗があるという方も非通知で掛けてこられます。
この場合、探偵側にしてみれば機会損失となるので、非通知でも着信するように設定している探偵社も多く存在します。
しかし探偵の本質を分かってらっしゃる方の場合は、番号通知でかけてこられる方が圧倒的に多いという現実もあります。
この両者を天秤にかけた時に、冷やかしの同業者からの電話や本気で依頼する意思もない人の電話まで受けているのは非生産性であるという結論になりましたので、開業して数年で番号通知の電話しか受け付けない事になったのです。
探偵は業法により、守秘義務がありますし、個人情報の扱いにも慎重にならなければならない業種です。
なので、見ず知らずの人の電話番号を知った所で、なんの悪用をする余地もありませんので、恐れずに番号通知でのお問い合わせをお願いしたく存じます。