不倫相手が逆切れし、パワハラによる強制的な不倫だと訴訟を
2023年04月10日
ある知人の探偵さんのSNSで拝見した、ある案件のお話です。
浮気調査の依頼を受け、完璧な証拠をつかみ、夫の浮気相手に慰謝料の請求をしたところ、不倫の原因は上司からのパワハラによる強制的な不倫であると、逆に訴えてきたとのこと・・・
確かに、会社の地位を利用して性交渉を要求し、脅しながら何度も付き合わされていたのであれば、それは大問題であり、刑事事件としても良いかもしれません。
この辺りの法律は法律家に聞かないと分かりませんが・・・
しかし、この浮気相手の女性は、弁護士を使い逆に慰謝料の請求をしてきたというのです。
そしてご丁寧に、依頼人が請求した慰謝料の倍額での請求との事で、嫌味以外の何物でもありませんね・・・
探偵がつかんだ証拠は、ホテルへの出入り等でしょうから、不倫に至るまでの経緯まではつかめないでしょうが、依頼人は夫と浮気相手とのメールの画像を証拠として持っていました。
無理やり不倫をさせられているとは到底思えないような、女性からの不倫に関する文面があり、自分から求めているのは明白である事から、裁判においても判事から相手にもされず、敗訴となったとのことです。
そりゃそうですよね、自分自身が持っているという証拠が何もなく、上司と部下という関係性だけで、無理やり不倫に付き合わされたと証言しても、音声の録音などの証拠がなければ、それを証明する事は不可能ですから。
このように、不倫などをする輩は、本来悪いのは自分である事を棚に上げてしまい、自分を正当化して逆に攻撃をしてくる者も存在するという事をあらためて知らされるお話でした。
当社ではこのような案件はこれまでにありませんでしたが、不倫を見つかった妻が、わざと夫を怒らせて暴力を振るわせて警察沙汰にし、自分の不倫をうやむやにしたというものはありました。
この夫の母親が相談に来られたのですが、手を出してしまったのは浅はかでしたねとしか言いようがありませんでした。
不倫した嫁の方が一枚上手だったということでしょう。
不貞行為について不問とするなら被害届は取り下げるという条件を突きつけられ、しぶしぶ飲んだとのことらしく、これについてどうにか出来ないかと相談されましたが、探偵には何もする事は出来ませんとしか言えませんでした。
道は二つに一つ、嫁の要求に応じて刑事罰から逃れるか、刑事罰を食らっても嫁と不倫相手の男に民事訴訟を起こすかのどちらかであり、既に浮気の事実は明白なのですから、これから調査をする意味はありません。
このように逆恨みして反撃してきたり、被害者の弱みを作って立場を逆転させてしまうという非道な事を平気でする者もこの世には存在しています。
自分に正当性があったとしても対処法は気を付けましょう。