調査の手掛かりは全て確保しておきましょう
2023年03月14日
全ての調査においてですが、手掛かりとなるデータは全て残しておくのが大事です。
手掛かりが多ければ多いほど、調査の成功率や成果が上がるからです。
探偵業で一番多い浮気調査におきましては、対象者のデータがとても大事になります。
顔写真などは特に大事であり、対象者を特定するのに必要不可欠といえます。
無い場合は、対象者の容姿を特定する作業から入るようになりますので、その分調査料が上がってしまします。
地方の場合、移動手段がほぼ車である為、車のナンバーや車種が分かれば、それを運転している者が対象者となる事がほとんどですが、調査日において別人が運転しているという事も確率としては少ないですが、無いわけではありません。
特に車を数台所有している家庭の場合、家族で使いまわしをしている事があるので、調査日に常時乗っている車に対象者が乗るとは限らないという事もあるからです。
こういう場合でも対象者の顔写真等の画像があれば、別人が運転しているかどうかが判別出来るので、探偵としては可能な限り提示してほしいところです。
その他には勤務先の情報だったり、服装の趣味、なんらかの特徴があればそういったものを全て提示されるのが賢明です。
普通に考えれば当たり前の事なのですが、浮気調査において、依頼人様と対象者が険悪な関係になってしまっている場合、対象者の顔も見たくないという心情になられる方が一部いらっしゃいまして、極端な方は、対象者の情報を全て廃棄してしまうという行為に及ぶ場合があります。
それでも調査が出来ないことはないのですが、万が一、前述したように、使用車両を別人が運転していたとしたら、別人を尾行する事になってしまうという可能性が出てきます。
最近では、ネットに自分の画像をあげている事がありますので、その画像でもかまいませんが、あまり古いのだと対象者本人だとしても全くの別人に見える事があります。
十数年前に、ある運動選手だった対象者の女性は、筋肉質でがっちりした体型に見える画像がネットに残っていましたが、現在においては、不倫をしているからか、減量してやせ細っており、どこからどう見ても別人にしか見えないという案件もありました。
夫婦になり、家族になって、家族の写真を一度も撮らないという人は極まれと思いますので、ほとんどの人が配偶者の画像を持っているはずです。
しかしそれを怒りに任せて捨ててしまっては、調査の起点がゼロからではなくマイナスから始まる事になってしまいます。
自分を裏切った者を許せない気持ちは分かりますが、許せないのであれば、調査が完遂するまで、対象者のデータは大事に残しておくことが賢明です。