これじゃ~浮気もされるわと思ってしまう
2023年02月18日
探偵は、依頼人様の味方でなければなりませんし、それが仕事と言えます。
ただし、それは依頼内容に正当性や整合性がある場合によるという事が前提となります。
犯罪行為に使用したいが為の情報を得る為の依頼などはもっての外であり、探偵業法や一般法においても絶対に受けてはならない仕事です。
例えば、ストーカーがターゲットの所在を知ろうとして、所在調査を依頼してきたとしてもそれは受けてはなりません。
家庭内暴力、いわゆるDVで避難している配偶者の所在を調べたいという調査ももちろん出来ません。
双方に刑法による犯罪となる法律が施行されている為、一般法において犯罪幇助となるからです。
こういった、犯罪行為における情報を得る為の調査依頼は問題外ですが、犯罪とまでは言えないモラル的なもので、いかがなものか?と疑問に思ってしまう依頼もあります。
このような仕事は、どんな業界にもあるのでしょうし、それを我慢して仕事をするのが社会というものだというのも正論でありましょう。
したい仕事だけしていられれば、それが一番幸せなのでしょうが、そうもいってられないのが現実の社会というものです。
探偵の場合、八割以上が浮気調査と言われています。
なので、浮気調査においての例が多くなってしまうのですが、探偵においての依頼人、つまりお客さんとなりますが、お客様は神様という言葉もありますが、これじゃ浮気もされるはずだと思いたくなる依頼人も存在するのが現実であり、正直どこの探偵社でも味わっている事だと思います。
嫉妬の塊のような人、配偶者を蔑んで物のように扱っている人、あまりにもセコイ人、変人と言わざるを得ない人、その他色々ありますが、結婚したはいいが、とても夫婦として暮らしていけないと思われても仕方がない人が存在します。
確かに、婚姻関係がまだ残っているうちに、不貞行為をしたらそれは不法行為となりますが、あくまでも民事の話であって、刑罰を処される行為ではありません。
夫婦間や家族間で処される問題であり、社会悪とまでは言えない事であるというのが実情でしょう。
どう考えても、依頼人様は虐げられていて、浮気と言う裏切り行為をされているという環境であれば、探偵も感情移入して、対象者の証拠をつかむために全力を尽くすのは当たり前です。
しかし、あまりにも対象者側が酷い仕打ちを受けているような場合は、気の毒に感じてしまう事もあります。
そんな依頼でも全力で調査には当たりますが、気持ちは複雑になりますね・・・