浮気を開き直られたら、手の打ちようがない?
2022年12月15日
これまでに行ってきた浮気調査の中で、もはや開き直りともとれる調査対象者の行動がみられる案件が何件かありました。
三度の離婚歴がある男性の浮気調査の対象者は、四度目の結婚においても、不倫をしてしまい奥さんである依頼人様とは別居中で不倫相手のアパートで暮らしている状況でした。
奥さんから詳しい話を聞きますと、既に不倫相手は判明しており、慰謝料ももらっていて、対象者とは今後会わないという誓約書ももらっているとのことでした。
しかし旦那さんと不倫相手との関係は断たれる事はなく、旦那さんは家を出ていき、こともあろうに、不倫相手のアパートに転がり込むという大胆な行動に出たとのこと。
誓約書には、再度不倫をした場合の慰謝料等の文言も書かれていて、それを依頼人様は行使しようとしたようですが、前回に大金を払っているため、もうお金が無く、支払い能力が無い為、浮気相手から払えないと言われてしまったそうです。
慰謝料請求等の手続きを頼んでいた法律家の方からも、無い所からは取れないと言われ、法的手続きではもはや解決出来ない状態らしく、それにしても以後どのような事態になるかも分からないので、現在の夫と不倫相手との状態を調査してほしいという事になりました。
もはや堂々と不倫している状態なのですが、一応は待ち合わせ場所等は目立たない場所に車を停め、浮気相手の車に乗り換えて浮気相手のアパートに帰っていった事から、完全に堂々と不倫をしているわけでもないともとれましたが真意は分かりません。
ただ単にアパートの駐車場に空きが無く、また近くに駐車しておけるような場所が無い為に、公共のグラウンドに車を停めておいたのかもしれません。
依頼人様は対象者の母親にも相談したそうですが、息子は優しすぎるので中々相手の女性と縁が切れないのだろうという意味の分からない理屈を言われ、さすが親子だと依頼人様は思ったそうです。
子供も小さい事から、関係の修復を望んでいる依頼人様でしたが、この手の対象者は離婚歴が三度もある事からみて、病的な不倫依存があると思われ、一生同じ事を繰り返すのではないかと思い、離婚と言う選択肢が良いのではないかと考えましたが、調査に関する事以外は口にしないのが当社の方針ですので、何も言いませんでした。
このように、不倫が見つかっても慰謝料を払えばいいだろうとか、それ以上に追及してくるのであれば離婚も辞さないという開き直った態度になるような人が配偶者の場合、手の打ちようがありません。
不貞行為は民法上の不法行為ではありますが、刑法に触れている訳ではないので、刑罰を与える事は出来ません。
なので、一般論として、不倫癖があって離婚歴が複数回あるような人と結婚する場合は、自分も前妻の方達と同じ目に遭う事を前提にした方が良いでしょう。
本来であれば、そのような人と結婚すべきではないと思いますが、離婚歴が何度もある人というのは、何度も結婚できたという事でもあり、それだけ異性から見たら魅力がある人なのでしょう。
ここに問題があると思います。