チンピラ弁護士も存在するのでご注意下さい
2022年09月20日
配偶者の完全な浮気の証拠をつかみ、配偶者の浮気相手に対して反撃に出た所で、浮気相手が弁護士を使い、交渉については弁護士とやりとりして下さいと言われる場合があります。
しかし、ここで引いてはいけません。
弁護士が出てきたから、相手に有利になってしまうという心理をついて、たいした能力も無い弁護士を使って自分の非を認めさせないようにする輩が居るからです。
弁護士は法律家の頂点と言ってもいいでしょう。
行政書士、司法書士等も法律家と言っても良く、各法律関係の文書や少額の交渉についても業として行う事が可能です。
しかし、それには限界があり、弁護士であれば、全ての法律において依頼人の代理人として活動が可能なので、弁護士となれば別格になるのです。
弁護士は税理士の仕事も可能であり、ありとあらゆる法律系の仕事を合法に行う事が可能です。
そんな弁護士から、あなたの加害者への交渉事は弁護士である私を通してもらわないと違法になりますなんて電話が掛かってきたら、一般人の素人では、泣き寝入りしてしまう事になる場合がほとんどではないでしょうか。
ある過去の浮気調査の話ですが、スマホの出会い系のアプリで知り合った不倫カップルの案件で、依頼人の妻が不倫相手にも配偶者が存在するにもかかわらず不倫していて、それの証拠を完璧にとらえた事がありました。
提携している行政書士の先生に慰謝料とその後に関する公正証書を作ってもらう段階にきた所で、テレビやラジオにも大きく宣伝している弁護士事務所から依頼人に電話が入ったそうです。
〇〇法律事務所の者ですが、今後は紛争相手に直接交渉は出来ませんので、これからは〇〇法律事務所の〇〇に連絡をしてくださいという内容でした。
こう言われたら、素人では、その通りにするしかないと思ってしまうでしょう。
しかし、電話一本でこんな要求を突き付けてくる事は不可能です。
この電話が本当の電話かも分かりませんし、例え弁護士といっても、代理人となったからといって、紛争相手にここまで強制する事は出来ません。
なので、例えばダブル不倫で、配偶者に不倫がバレてしまうとマズイという事で弁護士を使い、弁護士を通さないで紛争相手とやりとりすると違法行為になりますという事を言ってくる弁護士がいますが、それはただの脅しでしかないので、聞く必要はありません。
弁護士を入れるという事は、冤罪なのに有罪にされてしまう時や、自分自身が有罪と知っているが、罪を可能な限り低くしたいという場合に弁護士を使うのですから、相手が間違いなく有罪の場合においては、弁護士が入ったからといって、無罪になる事はないので、弁護士が出てきたからといって、ビビる必要はありません。
弁護士にもイカレた弁護士も存在し、犯罪行為をする者も居ますので、弁護士と聞いただけで委縮する必要はありません。
食えない弁護士が多い昨今ではなおさらです。
気を付けましょう。