探偵への問い合わせは非通知にしなくても大丈夫です。
2022年09月18日
探偵社へ電話相談をする時に、非通知で電話をされてくる方は相当数いらっしゃいます。
探偵というフィクションの世界のような所へ問い合わせをするのですから、お気持ちは分かります。
ただ、探偵社への非通知での電話というのには、別の側面もあるので、探偵社によっては非通知での電話は受け付けない所もあるのが現実です。
それが何かと言いますと、まずは冷やかしの電話があります。
実際に調査の依頼をするか迷ってはいても、そこまでしなくてもいいかという心情の方が、探偵とは何ぞやという感じで確認の感じで電話を非通知でされてくる場合や、悪質な場合は暇つぶしで電話をしてくる場合もあります。
さらに同業者や探偵もどきが探りを入れる為の電話をしてくる場合や、素人探偵や便利屋が探偵ごっこをするのに、調査法が分からず、探偵から技術を聞き出そうとする電話もあります。
同業者の場合は、ほとんどが同じ都道県の業者が、依頼人を装って電話してきて、どんな営業をしているのかを聞き出そうとするというものと、本来、同業者とは言えないような素人探偵が調査法を教えてもらいたくて電話してくるものがあります。
別に商売敵として接したりする事はないのに、わざわざ依頼人を装って非通知で電話してくるのは、探偵の電話応対を知りたいという思惑からというものもあります。
探偵は待ちの営業ですので、自分から営業に行くのは稀で、依頼人が問い合わせをしてくるのを待っている状態です。
つまり、ほとんどの場合が電話相談を待っている状態なのです。
電話が掛かってきたらどのような応対をするのが受件につながるのかは探偵にとってはとても大事な仕事の一つであり、極端に言えばこれが探偵の売り上げに直結するものと言っても過言ではありません。
なので、まだ開業して日が浅い新米探偵は、電話応対のプロの仕事を盗もうと非通知で依頼人に化けて電話をしてくるのです。
逆に新たに開業したような探偵がどのような探偵なのかを知る為に先輩探偵が探りを入れてくるというものもありますが、これは少数といえるでしょう。
新米探偵などに構っている暇はないからです。
そして一番多いのが、探偵を怖がって非通知で電話してくる方です。
自分の電話番号を知られてしまうのを恐れての事だとは思いますが、相談電話をしてきた方の電話番号を知った所で探偵は何をする気にもなりません。
自分が探偵になったと思って考えてもられば分かるはずです。
ただ、正式に依頼する前に自分のトラブルについての詳細や自分の身の上を話してしまう事を心配されるのは当たり前だとは思います。
なので、電話相談の時点では、自分の所在地はおおまかな地域で説明するとか、固有名詞を言わないとか、依頼内容の概要だけを話して相談する事をおすすめします。
そこで、探偵社から適切な回答を得られ、依頼してもいいかなと思ったら、面談に進めばいいのであり、非通知にしてまで警戒する必要はありません。
なにより、探偵業法によって、探偵には守秘義務が義務付けられているので、依頼人はもとより、相談者の個人情報を漏らす事は真っ当な探偵ならあり得ない事です。
ですから、冷やかし電話を遮断する為に非通知を拒否にしている探偵は多いので、堂々と電話をされてきたほうが、優良探偵に当たりやすくなりますので、非通知での電話は賢明ではありません。