信じるか信じないかは、あなた次第なんですが、本当なんです。
2022年09月7日
長年探偵をしていると、信じられない出来事に出会う事があり、この世の真実を突き詰めて依頼人に報告すると言う現実主義に徹する仕事人としては、あまり言いたくない事もあります。
昨今のカメラの画質においては、一昔とか言う事も出来ない位に進化が早く、パソコンやスマホに取り込んだ時のデータ量が大きくて、メモリーの残量を気にしなくてはならない程の高画質の画像になっています。
これが元に、最近のテレビ番組において、心霊関連の番組が激減しているという話を聞いたことがあります。
以前の低画質の画像しか撮れない時代においては、ぼやけた画像を無理やり心霊写真として取り上げた時代があり、それがまかり通っていました。
しかし今では、あまりにも画質が高画質になってしまい、適当に心霊写真と断定する事が出来なくなり、無理やり心霊写真等とするには、捏造するしかなくなってしまいました。
それでも心霊番組は需要があるので、テレビ局としては、捏造番組を提供していたのですが、素人でも捏造した静止画や動画を判別できるようになってしまい、放送倫理委員会に抵触するようになってしまったので、心霊番組が激減してしまったと思われます。
まぁそれはそれでいいのかもしれません。
適当な事を言われ、これがオバケですと言われても子供ならともかく、大人ならシラケてしまうし、そんな番組は見る事もなくなるでしょう。
とはいっても、なんだかこれは現実の人間社会において、どうにもこうにも考えられないものを見てしまったり、体験してしまったりする事はあるのも事実です。
というのも、ある廃校になった小学校がどうなったかという正式な依頼ではないのですが、見てきて欲しいという頼みを聞いて廃校になった校舎の跡地やグラウンド、その他周りの画像を撮影したのです。
校舎があった前面には、有名な二宮金次郎の銅像や、もう二体の銅像がありました。
校舎は完全に取り壊されていて、後ろに会った体育館が災害時の避難場所として残されていました。
しかし、二宮金次郎の銅像ともう二体の銅像は、何故か解体されずに残存されているのです。
別に何の気なしに、校舎の跡地として二宮金次郎の銅像を含めた画像を撮ったのですが、後で見てみると、顔の部分だけが霞が掛かったようにぼやけているのです。
その他の画像はどこにもぼやけた部分はなく、二宮金次郎の銅像の顔の部分だけがモザイクが掛かったようになっていて、どう考えても不自然なのです。
カメラのレンズの問題であれば、同時期に撮影したのですから、他の画像も同じようにぼやけた部分があるはずなのですが、それが全く無いのです。
これをもって心霊写真と断定するのはどうかと思いますが、この小学校の隣には大規模なお墓があるのです。
だからといってぼやけた画像が心霊写真とは断言しませんが、あまりにも不自然なのは確かです。
この画像を送った知人とも話したのですが、気味が悪いので、互いに画像は消去してデータを残さないようにしようという事になりました。
信じるか信じないかはあなた次第ですという言葉がありますが、信じたくないので消してしまいました。
臆病な探偵と言われるかもしれませんが、この世のものではないものを調べる仕事をしているわけではないので、拒絶させてもらいました。
科学的に調べたら、その時だけレンズにくもりがあったのかもしれません。
ただ、廃校の跡地、隣には墓という場面においての出来事だったので、気味が悪いのは仕方がないと思います。
これが正規の依頼でなくて良かったと思うしだいです・・・