閉店が散見される
2022年08月4日
ここの所、馴染みの店や、名店と言われている店が閉店してしまうという現象を目の当たりにしています。
色々な事情があるでしょうから、立ち入った事は聞かないようにしていますが、少なからず、コロナの影響はあるのではないかと思います。
ただ、解せないのは、コロナ禍でも繁盛していた店が閉店してしまう場合です。
コロナ禍前と同じ客入りであれば、収益の問題ではないと思いますので、何か別の問題があるのではないかと推測出来ます。
いつか行ってみたいと思っていた名店や昔から通っていた店が閉店してしまうというのは、何か物悲しい気持ちになり、夏真っ盛りなのに、晩秋の心情になってしまいます・・・
あるお店や中小零細の企業さんで、コロナ禍の影響をモロに受けてしまった所は、国の政策のゼロゼロ融資を受けて一時しのぎをしたと聞いています。
無利子、無担保ですから、元本を返せばいいのでしょうが、もはやそれすらもままならない状態で、迫っている返済期日にどうすべきか迷っている所もあるでしょう。
信用保証協会の話では、経営の立て直しの相談を受けたり指導したりする事や、返済期限を先延ばしにする、又は廃業という選択があるという事です。
無利子無担保という事は、連帯保証人が居ないという事ですから、信用保証協会に全てが覆いかぶさります。
コロナ禍が始まって行動制限が行われていた時は融資でなんとか凌いでいたので、倒産件数はコロナ前よりも少ないという逆転現象が起きたようです。
という事は、コロナが発生していなくても、倒産していたような個人や法人がゼロ融資によって生きながらえていたという現実があります。
なので、融資の返済期日が迫ってきたので、廃業して閉店という店が増えてきているのではないかという推測が成り立つような気がします。
100年に一度の疫病の蔓延という物心付いた時からは誰もが体験した事のない、予測不能の世情になり、各国でなりふり構わない医療体制や経済活動が政治により行われ、現在まで不安定な状況は免れてきましたが、そのツケが今起きようとしています。
アメリカではインフレが加速してしまい、長期金利を上げてインフレを抑制しようと懸命になっています。
欧州でも同じように金利を上げてインフレに対処しようとしています。
日本は円安になり、輸入品が高騰し、原材料を輸入に頼っている企業は大変な状態のようです。
ロシアのウクライナ侵攻もかなりの影響を及ぼしていると思いますので、こんな時期にロシアはなんて事をしてくれてんだと思います。
愛着のある店が病原体や悪政によって閉店に追い込まれたとすれば、許せない気持ちになります。
コロナについては、どこから始まったのか、もう一度考えてみるべきではないでしょうか・・・