戦争を知らない世代
2022年04月9日
現在、日本が戦争をしていた時代を体験した人は、90歳前後だと思います。
もちろんそれ以上の年齢の人は戦争を体験してきた事でしょう。
なので、リアルな戦争に対するイメージがあるので、戦争を知らない世代は、お年寄りに戦争について聞いてみると良いと思います。
現在、ウクライナにロシアが侵攻していて、戦争状態ですが、はるか西方の地で起きている事なのでピンと来ないかもしれませんが、この戦争を行っているロシアは日本の隣の国です。
北海道の北方にある四つの島を、日本と戦争をしておらず、条約まで結んでいたのに、日本が敗戦するとなったら条約は無視して侵略してきた国がロシアであり当時のソ連です。
そしてそのまま何十年も不法占拠している状態で、返す気などはさらさらないでしょう。
それが証拠に、西側諸国と同調して、不当にウクライナに侵攻したロシアに経済制裁をした日本に対し、北方領土はロシアの物のような発言を外務大臣や大使がしました。
ロシアの国会議員には北海道まで元々ロシアの領土だという事を言う者まで出てきているという報道もあり、今のウクライナ紛争は、はるか遠くの戦争だと思っていてはいけないと思います。
日本の政治家も長老級の人でなければ、戦争を知らない世代が政治を行っています。
戦争はしなければ、しないのが一番ですが、侵略者が攻めてきた時に、戦争をしなければ、侵略されて終わりです。
侵略された国は酷い仕打ちを受け、国民は迫害され、この世の地獄と化してしまうのは、歴史をみれば分かる事です。
なので、ウクライナは必死になって戦っているのです。
戦争になった国の国民は酷い環境におかれ、最悪、命を落とす事になります。
しかし、侵略されても無抵抗でいれば命は助かるという意見もあるようですが、その後は生き地獄が待っているという現実があります。
だから戦うしかないのです。
建て前上、日本には軍隊が無いという事になっていますが、自衛隊と名を変えて存在しています。
終戦後、何十年と平和な日本でしたので、自衛隊は要らないとか言う政党も存在しましたが、今現在、それを言う者は居ないでしょう・・・
それを言っていたある政党の党首が他国が日本の主権を侵害してきたら自衛隊を使って命と主権を守るなんて言い出しました。
180度違う意見であり、以前は自衛隊は憲法違反だと言っていたのに今更よくも言えたものだと思います。
自分は兵士じゃないから関係ないと思わず、戦争になるとどうなるのか、戦争をしないような対話をどうすれば良いのか、それでも勝手な理屈を付けて侵略してきたらどうするのか、他国へ攻め入る事は二度としてはいけませんが、他国が攻めてきたらどうすべきか、政治家だけに任せるのではなく、国民が考え出してもいい時期ではないでしょうか。
戦争体験者が身近に居るのであれば、その体験談を聞いて、どれほど大変な時代だったかを想像力を働かせて、ウクライナの現状がもしも日本だったらと考えてみたいと思います。