結婚はよく考えて・・・
2022年03月27日
離婚問題の浮気調査が業務の八割以上を占める探偵ですので、他人の婚姻関係について、客観的に介入する事になります。
その為、様々な夫婦の有り方を見せられる事になるのですが、離婚トラブルを起こしている状況を見ると、もう少し結婚というものに真剣に考える事は出来なかったのか?という思いがわいてくる時があります。
どこからどう見てもダメダメな男や女、片方がイカれている場合もあれば、両方がオカしい場合もあります。
ある看護士が夫の不倫について、相談に来た事があります。
不倫は良くない事ですが、話を聞いているうちに、これじゃ~旦那さんもよその女の所へ行きたくもなるわと思うような話を聞かされました。
看護士さんですから、そこそこの収入があるのに、全ての生活費を旦那さんに出させていて、自分よりも微妙に少ない収入の旦那さんを罵倒し、直接本人にもキツイ事を言っていると豪語してきました。
自分はキャリアアップとかで、色々な資格を取る為に、長期出張をしたり、自分の収入においては、自分だけの為に使っていた為、旦那さんが少し家計に回してほしいと言ってきたので、男のくせに、女一人食わせられないのかと言ってやったと興奮気味に話してくるので、少し気味が悪くなりました。
普通の感性の人であれば、腹の中でそう思っていても、口に出さないような事柄をペラペラと話し、悪びれる様子もなく、夫婦の関係性を話すのですから・・・
探偵は守秘義務がありますから、何でも話してくれて結構ですが、こういった話は別に聞かせてくれなくても、調査は可能ですので、配偶者を虐げているような話をする必要はありません。
探偵は機械的に依頼された調査をするだけですから、調査の手掛かりだけを伝えてくれれば、それだけで結構なのです。
上記の案件は、自分のキャリアの為に生活を保障させる為に男を利用する為に結婚したのか?と思ってしまいます。
逆に旦那さんの方は、それこそこんな目に遭わされる人と何で結婚したの?と疑問に思います。
ある案件では、交際中に避妊させてもらえずに、彼女を妊娠させてしまい、彼女に結婚を強要されて仕方なく結婚したが、まだ若かった為に遊びたくて出掛けていくのだが、金が無いので借金をし、その夫の借金を夫婦で十年掛けて返済し、これからという時に夫婦同時に不倫をして、離婚に至ったという案件もありました。
これはどちらも救いがたい夫婦だといえるでしょう。
妊娠テロをする彼女も悪いし、結婚した後も借金して遊び惚けた男も悪いし、配偶者を飽きてきたら不倫をする二人とも悪いと客観的に思います。
現代では離婚なんて誰でもしているという考え方もありますが、そんな簡単に離婚出来ている夫婦ばかりではないと思います。
軽い気持ちで一緒に居たいという思いだけで結婚を考えるなら、同棲でもしてみると良いでしょう。
一緒に生活をすれば異性の本性が垣間見れるので、結婚相手として相応しいかどうかが分かると思います。