0.001%
2022年03月28日
探偵は聞き込みをする時がある為、広く浅く色々な知識がないと、あらゆる場面が想定される聞き込みに対応出来ません。
特殊な分野に潜入して聞き込みをする場合は、専門書やネットで予備知識を得てからになりますが、そうでない場合は、一般的な知識を広く必要とされます。
例えば、経済の分野等においては、探偵の場合、複雑な帳簿にならない為に、経理に疎くなってしまう場合があります。
入ってくる売り上げは、依頼人様からの調査料金がほとんどで、後は掛かった経費の出費だけなので、とてもシンプルな帳簿になります。
なので、他の業界の経営的な話になると、自分の業界だけの知識では追い付けないので、そこそこ経済的な知識が必要となります。
銀行の利息が、0.001%になってから、だいぶ経ちますが、あまり気にしていない人も多いのではないでしょうか?
しかし、経済観念のある人や事業を営んでいる人は、とても気になる数字ですね。
金利が安ければ、事業者が借り入れをする場合にとても有利になりますが、逆に銀行等に預け入れる場合、0.001%の利息では、単純に計算すれば100万円で年に10円の利息ですが、普通預金は年に二回の利息の支払いなので、日割り計算をするとどちらかが5円で、どちらかが4円になります。
もっと高額な利息の場合は税金を引かれますが、6円以下の利息には税金が掛かってきませんので、そのままもらえます。
また、事業者は当座預金を使用して小切手による支払いをする所もありますが、当座預金は利息が付きません。
決済口座という考えからからそういう法律になっているようですが、逆に銀行が倒産したような場合でも、全額が保護されます。
ちなみに、利息の付く普通預金は単純にいえば1千万円までの保護となり、それ以上は保護されません。
なので、一千万円以上の預金者は、他の銀行に資産を分散しておくとリスクを回避できますが、普通預金にも決済口座というものがあり、利息は付きませんが、一千万以上の預金でも全額保護されます。
コロナショックで、銀行が破綻してしまう可能性が少し話題になった事がありますが、決済口座にしておけば、上限なしで全額保護される事を知り、資産家の方と話したときに話題にしたら、
初老の方でしたが、初めて知ったと仰っていました。
銀行の利息の話などは、経済全体においては端っこの話かもしれませんが、一般庶民にとっては大事な事です。
ATMで手数料の掛かる取引をしたら、それだけで預金元本が減っていくのですから・・・