花粉症とコロナマスク
2022年02月22日
探偵は顔を憶えられてしまわないように、色々な工夫をしますが、顔を隠してしまうような事はあまりしません。
代表的なものは、サングラスで目を見えなくしてしまうのは逆効果になります。
伊達メガネはしますが、サングラスは逆に目立ってしまうので、探偵で使用している人はほとんど居ないと思っていいでしょう。
調査員を何人も動員すれば、対象者に接近する者を交代させ続ければ良いのでいいのですが、そういった大掛かりな調査はほとんどありません。
何故なら料金が莫大になってしまうからです。
なので、二人か一人での調査が多く、一人での調査も多くの場合可能であり、一人で調査が出来て一人前といえるかもしれません。
世の中には、調査に出せる費用の予算を多額に有する人は多くないので、出来る限り安く調査をしてほしいというニーズが多くあります。
となると、一人での調査でお願いしますという事になってくるのですが、一人での調査の場合、軽い変装をするようになります。
帽子を被ったり脱いだり、眼鏡をかけたり外したり、リバーシブルのジャケットを使用したりと、それほど大掛かりではない変装をします。
まるっきり別人になってしまうほどの変装をするのもいいですが、荷物が多くなって無理がありますし、そんな衣装替えしている時間もありません。
昨今では、コロナの影響で、大多数の人達がマスクを着用しているので、探偵がマスクをしていても目立たなくなり、探偵にとっては良い環境になっています。
春になると、花粉症の季節になるので、以前から春先からはマスクをしていても違和感を持たれる事はありませんでしたが、現在ではマスクをしていない方が目立ってしまう環境なので、調査にはとても有利に働いています。
本物の花粉症の調査員は、マスクをしていてもクシャミが出てしまうので、鼻栓をしてからマスクをするようにし、クシャミの連発をしないように、また鼻水ダラダラにならないように対応しています。
いくら周りの者たちがマスクをしているとはいえ、クシャミの音を連発していては、何かの拍子に対象者に見られてしまう事も想定されるからです。
探偵は空気や石ころのような存在になって、そこに居るのかさえ分からないように行動しなければなりません。
つまり目立つ行為はNGという事です。
花粉症の時期だけのマスク着用が、一年中着用していても、全く目立たないような世の中を体験できるとは予想もしていませんでしたが、コロナには早く終息をしてほしいものです・・・