コロナの影響
2021年12月26日
ほぼ二年前から始った新型コロナウイルスの世界的な大流行により、探偵業界も大打撃を受けているのは間違いありません。
浮気調査が大多数をしめる探偵業界において、不倫カップルですら、会うのを制限してしまうような世の中になったのでは、仕事が減るのは当たり前です。
そんな中、やっと東京で一桁の感染者数になってきて、そろそろ終息の兆しかと思いきや、オミクロン株とかいう新型の変異株が出てきて、まだまだ予断を許さない状況になってきています。
仲間の探偵と話しても、元の依頼数にはなる感じは無いという感想で、斜陽産業真っ只中という感じです。
依頼の数、仕事の数もだだ下がりですが、それ以外にも困ったことが出てきているのです。
コロナの影響もあるのでしょうが、世界的な半導体不足が叫ばれていて、自動車業界や、その他の半導体を使用する精密機器の製造販売が危ぶまれています。
実際に自動車の製造数は、本来なら作れる数を下回るという現象が起きており、さらに、自動車本体だけでなく、ナビゲーションシステムも作れないという現実が出てきています。
ある自動車ディーラーの営業さんと話したところ、車は時間を置けば提供出来るが、ナビが装着出来ないので、ナビ無しでの納車にするしかないという現象が起きているとのこと・・・
コロナという未曽有の流行り病によって、世の中の全てが狂ってきている様相です。
探偵業界も仕事の激減という、飲食業界と同じような現象が起きていますが、探偵が使用する特殊な機材にも影響が出てきています。
プロの探偵は、何に一番気を付けるかと言いますと、夜間の撮影になります。
夜は暗いから撮影出来ませんでいたでは済まないのが、探偵の仕事です。
かなり昔は、フラッシュを焚いて決定的瞬間を撮影したという時代もあったくらいです。
しかし、今では、使用機材の進化によって、真っ暗闇でも動画が撮影出来る時代になりました。
少ない光源を増幅させて、カラーで撮影出来るカメラもありますし、真っ暗闇でも赤外線を照射する事により、白黒映像にはなってしまいますが、どうやったって撮れないような映像を撮る事が出来るようになりました。
しかし、今現在では、そのカメラが売っていないのです・・・
半導体の不足や、コロナでの生産不可な状況により、暗視カメラが手に入れられない状態です。
所持している暗視カメラが壊れてしまったら、夜間の調査に影響が出てしまうので、夜間に行う調査の依頼が入った時に躊躇してしまう事になってしまいます。
もういい加減にコロナは終わってほしいものです・・・