尾行しやすい対象者の行動
2021年10月31日
電話やメール、ラインなどに夢中でいる対象者は尾行しやすいものです。
なぜなら、スマホに夢中で、それ以外の注意力が低下しているからです。
このような対象者だと探偵は楽です。
人は同時に複数の事を処理するのは苦手なので、スマホに集中していると、探偵の尾行などを警戒する事まで頭が回らないのです。
ひどいものになると、電車の中で浮気相手と夢中でラインしているスマホの画面を覗き込む事も可能です。
そこまで近くに寄れるのかと思われるかもしれませんが、込み入った電車の中は対象者のすぐ後ろに立っていても問題ない状況もあるものです。
まだ、浮気相手が誰なのか分からない状況での調査で、ラインのやり取りを見たら、浮気相手の女性の容姿を褒めたたえているので、どんな美女が登場するのかと思っていたら、かなり太めのどこからどう見ても美しい部類には入らない女性が現れて、この対象者は〇〇専なんだなと探偵は思ったという実話があります・・・
なので、スマホの画面は人に見られないようにした方がいいです。
また、意外に思うかもしれませんが、対象者がタクシーでの移動の時に調査車両での尾行はとても楽です。
タクシーの運転手は一部のイカれた者以外は安全運転です。
さらに、尾行されているかもしれないと思ってタクシー業務を行っている運転手もそうそういませんので、後方を気にすることはありません。
しかし、調査員もタクシーを使って尾行する場合は運転手の性格に気を付けなければなりません。
前のタクシーをつけてと言ったら「おっ刑事さんかい!?」とか言い出して、ノリノリになって尾行を始め、変な運転をしだす人がいるからです。
なので、普通に真後ろについて、間に車を入れないように走行してくださいと言っておく必要があります。
また、既に浮気相手と会っている場合、屋外にもかかわらず、いちゃついている不倫カップルはとても尾行しやすいです。
当たり前ですね、警戒しているなら、人目に付く所でいちゃついたりせずに、ホテルにでも行ってからすればいいのですから。
他に、とても急いで早足で歩いている対象者は尾行しやすいものです。
何かの都合で遅れている場合が多く、目的地に全力で向かっているので、他に注意を払っている余裕がないからです。
ただし、車で猛スピードで走行する対象者は別です。
自分と同じような猛スピードで、真後ろを走ってくる車がいれば、ほとんどの人が気が付く事でしょう。
なので、普段から車をとばして走行する対象者の尾行はとてもやり辛いものです・・・