調査計画はスタンダードなものから
2021年07月1日
浮気調査をするにあたり、調査計画に基づいて見積もりを致します。
この場合、いわゆる大手の探偵社だと、最大限の効果を発揮する大掛かりな調査を設定する傾向があるように見受けられます。
何故かと言いますと、大手さんの見積額があまりに高額なのでとても支払えないという事で当社に相談に来られる方がいらっしゃるからです。
話をお聞きしますと、2~3日で百万円オーバーの見積もりが出てきて、予算オーバーなので、断ろうとすると、いきなり三割引きに減額になったりそれでも高いというと、半値になったりしたそうです。
半値といっても50万円以上ですから、ぱっと出せる金額ではなく契約はせずに持ち帰りとなったそうです。
探偵社が言うには、絶対に間違いのない人数の調査員の体制で調査を行うので、高額になるのだそうです。
確かにこれは一理あるのですが、それは調査環境が悪い場合の時であって、全ての調査に該当するわけではありません。
個人の探偵事務所、当社もそうですが、依頼人様から詳しく状況をお聞きして、困難な調査の場合のみ、複数人の調査員が必要だと判断した場合のみ、見積もりが高額になっても、とりあえず依頼人様に提示する事はあります。
しかし、ほとんどの場合、調査員は2名もいれば、調査は完遂します。
腕が良ければ、1人の調査員で十分な場合も多く、これによって調査費は安く抑えられます。
また、少数の調査員で調査をしてみて、現場の環境が悪く決定的な証拠を得られなかったとしても、得られる情報がゼロという事はあまりなく、なんらかの情報を得られて、次につなげられる場合が多いのが実情です。
つまり、調査開始からはスタンダードな布陣で調査を始め、そのまま調査結果を得られるようであれば、費用対効果としては最良になり、依頼人様の利益となります。
もしもスタンダードな体制では調査が困難だと判明した時は、調査員を増員したりして対応すれば良いだけであり、前述したように、何らかの情報が得られた後であれば、それほど大げさに調査体制を強固にしなくても大丈夫です。
例えば、浮気相手がどこの誰だかも分からない状況から始めた調査だったとしましょう。
調査員1名か2名で行った調査では、現場の環境が悪く、尾行や張り込みが困難と判明した場合でも、浮気相手の乗っている車の車種とナンバーの情報は得られたので、浮気相手の素性を洗う所からに調査計画を変更して、ただ単純に調査員の布陣を増大させる事はせず、調査費を抑えられるような提案をします。
これは家の雨漏りの修理の工事を例にすると分かりやすいかもしれません。
屋根の一部が破損していて、雨漏りしている場合、屋根全体を直してしまえば、雨漏りはおさまる事は当たり前です。
しかし、破損している場所を特定し、その場所だけを直しても雨漏りは止まります。
屋根全体を直せば、高額な修理代が掛かりますが、一部の補修であれば安価な修理代ですみます。