浮気の証拠が足りない時
2021年04月28日
浮気調査をするに当たって、予算の限界という現実が出てきます。
なかなか尻尾をつかませない対象者だった場合、調査の日数がかさめば、それだけ調査料金も高額になっていきます。
となると、潤沢に費用を出せる人なら別ですが、調査費にあてる予算は人それぞれ限られていますので、予算が尽きたらそこで調査は打ち切りになります。
全く浮気の証拠が得られなかったのなら仕方ありませんが、ある程度の証拠が取れた場合は、決定的な証拠が無くても、やり方次第では相手から自白を取れる可能性があります。
配偶者と浮気相手が、不貞行為をしているのは間違いないのですから、確たる証拠を取られてしまったと思わせれば、相手も観念するでしょう。
それには、いくつかの方法がありますが、代表的なものですと、配偶者と浮気相手と話し合いの場を設けてみるのです。
もし、浮気相手が出てこないのであれば、最初は配偶者だけでも良いです。
そして探偵も同席させて、探偵に調査をしてもらったと告白し、証拠は完全につかんでいると言うのです。
この時に、探偵はある程度の厚みのある報告書を持ち、何度にも渡って調査をし、証拠を握っていると思わせます。
そこで本当につかんでいる証拠の画像を配偶者に見せます。
浮気相手と会っているところ等です。
夫婦だけでこれをした場合は、これのどこが浮気なの?と、とぼけられる場合がありますが、そこに探偵が一緒に居ると、それ以上の証拠が揃っていると思ってしまいます。
そこで探偵が、もっと直接的なものをお出ししましょうか?と依頼人に言い、依頼人は精神的にショックが大きいので、報告書にある証拠画像はもう見たくないと言って拒否します。
浮気しているのは間違いないのですから「あぁじゃあ見せてみろ」と言ってくる可能性はあまり高くないでしょう。
もし居直られて、そう言われてしまったら、これから裁判を起こすので、その時に明らかにして開示すると言って、本当はそこまでの証拠が無い事がバレないようにします。
ここからは、証拠は揃っているんだから、浮気相手とも話し合いがしたいと告げ、連絡を取るように要求します。
離婚も視野に入れなければならない、慰謝料も絡んでくる話だし、浮気相手ともとりあえず話がしたい、いきなり訴状が届くのよりも、事前に話し合って和解という事になる可能性があった方が良いのでは?と畳みかけます。
これで、浮気相手が出てきたら、同じような対応をし、二人から不貞行為をしたと認めさせ、それを録音しておきます。
もし相手が弁護士を出してきたとしましょう。弁護士が証拠の開示を要求してきても、証拠は揃っているが、それは裁判時に使用すると言って、つっぱねましょう。
いくら弁護士でも相手側がどれほどの証拠が揃っているのか分からないと、やりようがありません。
さらに不倫をしてしまっている以上、無罪放免という訳にはいかない事は法律家であれば、熟知しているはずですので、慰謝料を払わない事は無理だと諭されるでしょう。
これは相手から自白を引き出す一つの手ですが、上記のように順調に話が進む場合だけではないので、相手の性格や他の条件によっては使えない手になる事もあります。