悪徳探偵に引っかからない為に
2021年04月4日
当社へ調査依頼をされる前に、悪徳探偵に依頼してしまって不利益を被った為に、再度の依頼でと来社される依頼人様がいらっしゃいます。
では、どういった被害に遭ったのか何例か紹介いたします。
一つ目は、調査をしない探偵社が存在するという事があります。
その中にも、GPSのレンタルをしている探偵が存在しますが、今回の事例では、レンタル費用と、取り付けまで込みで、10万円以上の料金を払ったそうなのですが、GPSが圏外にしかならないので、位置情報はつかめなかったと言われ、通常の尾行調査に切り替えましょうと言われ、数十万の見積もりを提示されたとのこと・・・
しかし、そんなお金は用意できないので、調査は諦めたそうなのですが、どうにも腑に落ちないので、セカンドオピニオンのような形で当社へ相談に来られたようなのです。
GPSを設置したという配偶者の車を見てみた所、車の下側には、カバーが付いているタイプで、鉄板部分が無く、GPSを設置出来ない事が判明しました。
なのに嘘を付いて、全時間圏外だったという大嘘を付くとは、悪徳としか言いようがない探偵ですね・・・
もう一つは、調査終了後に報告書どころか、写真の一枚も貰えなかったという事例があります。
口頭で、適当な調査結果を説明し、調査もしていないのに、料金だけもらおうとしたのでしょう。
このケースでは、途中経過を聞いたときに、実際は対象者が出社せずに病院に行ったというイレギュラーがあったのにも拘らず、その日は出社して何もなかったと嘘を言ってきた為に、その調査結果はおかしいと言う事になり、探偵社に抗議をしたそうです。
嘘の調査をしていたという事がバレ、さすがに返金をしたそうですが、全くあきれる話です・・・
真っ当な探偵であれば、何も動きが無くても、平均して1時間ごとに、対象者の車や、中に入っている建物等の撮影をしているものであり、それは調査の経過を示すものであり、また調査員が実際に現場で調査をしていたという証明にもなるものです。
なので、写真が全くないという調査結果は通常あり得ません。
さらに別の事例では、勝手に調査を継続してしまうというものがあります。
浮気調査のような行動調査系の調査は、時間制の料金で行っている探偵がほとんどです。
なので、契約した調査時間が来てしまうと、そこまでしか料金が発生しないので、勝手に無駄な調査を継続してしまい、追加料金を請求するというものがあります。
もちろん、調査を継続しなければ、証拠を得られないという場面は多くありますので、延長するのは問題ないのですが、その場合は、事前に承諾を得ておくか、依頼人に連絡して確認をしてからにするのが常識であり、勝手に調査を延長してしまうのはどうかと思います。
どうしても延長しないと必要な証拠が得られないし、依頼人とも連絡がつかないという場合なら仕方がありませんが、なんの証拠も得られない状況で無駄な時間を消費されても依頼人は困る事でしょう・・・
この他にも色々な被害があるので、別の機会にまたご紹介します。