マスクで顔が・・・
2021年03月9日
新型コロナウイルスの影響で、国民のほとんどがマスクを着用している状態が続いています。
なので、探偵がマスクをしていても特に目立つことはないので、探偵側にとってはメリットとはなりますが、調査対象者もマスクをしているので、対象者を特定し確認する作業の「面取り」が困難になる為、デメリットにもなります・・・
コロナが流行る前は、真冬でもマスクを付けていない人は多く、インフルエンザの予防でもなければ、風邪の季節でも付けていない人が多い世の中でしたので、暖かい時期にマスクをしている人はほとんど居ないような社会だったと思います。
以前は、花粉の季節でもなければ、マスクをしているのが逆に目立ってしまう場合があり、探偵もマスクをするかしないかは、調査の現場環境次第でした。
マスクをして帽子や服装をちょっと変えれば、同じ調査員が尾行・張り込みを続けてもある程度の回数は安全となり、マスクは一つのアイテムとして重宝するものなのですが、周りにマスクをしている人が居ない場合は目立ってしまうので付けられませんでした。
それが今では、マスクを付けて居ない方が少ないという異常な世の中になっているので、とても違和感がありますが、疫病対策なので、これはもはや義務といえるでしょう。
このマスクは顔の目から下を完全に隠してしまうので、目だけで対象者の特定をする事になるのですが、さすがにこれは難しいのが正直なところです。
これについての対策は、浮気調査の場合、配偶者の着用している服や帽子、髪型、使用しているバック等を依頼人に伝えてもらい、顔全体での面取りではなく、身体全体で対象者の確認をする事で対応しています。
地方での調査であれば、車での移動がほとんどですので、車を特定すれば、運転している者が対象者でほぼ間違いないので、あまり問題はないのですが、首都圏で公共交通機関で動く対象者だった場合は、前述したように、対象者の身なりで特定する方法に変わってきました。
とはいえ、コロナが終息すれば、元の調査手法に戻りはすると思うのですが・・・
とりあえずは、コロナが収まるまでは、それに順応した調査をしていかなければならない探偵業界です。
依頼内容にも微妙な変化が出てきていて、浮気調査の割合も減ってきています。
逆に増えているのが近隣トラブルの問題といわれています。
コロナで活動を自粛しているので家にいる時間が多くなり、そのストレスも影響しているのだと思いますが、ご近所さんとのトラブルが多く発生しています。
はやくコロナが収まってほしいものです・・・