名誉棄損と侮辱罪
2026年03月1日
他人を誹謗中傷したり、事実であったり事実無根であったり、人の名誉を貶めたり、侮辱する言動は、名誉棄損罪や侮辱罪となります。
ただ、この罪が成立するには、あまり知られていないようですが、第三者が存在していなければなりません。
つまり、二人きりで相手の事をどれだけ侮辱したり罵倒したりしても、名誉棄損や侮辱罪には該当しないという事になります。
これはネット上でも同じであり、二人きりの文章のやりとりであれば、そこに第三者が存在しませんので、名誉棄損などは成立しません。
例えば、LINEなどで、個人同士のやりとりにおいて、侮辱されたと言っても、確かに侮辱されたかもしれませんが、そこに第三者がその侮辱するような文言を見る事が出来なければ、侮辱罪にはならないという事です。
グループを作って、第三者が一人以上存在し、その第三者にも侮辱した内容、名誉を棄損するような内容が見られた場合に初めて名誉棄損罪や侮辱罪として成立します。
個人間でのトラブルにおいて、自ら他人にこんな酷い事を言われたと、LINEの内容を見せたとしても、それは自ら見せたわけであり、その中傷文を第三者が知る事になったのは被害者が勝手に行った事ですから、加害者と言われる側の人に瑕疵はありません。
なので、モラル的にはどうかとは思いますが、二人きりの空間、ネットを含めて二人きりであれば、相手を誹謗中傷したとしても、特に罪にはなりません。
単なる個人間の口喧嘩という、つまらない事です。
ただ、二人きりなら、名誉棄損や侮辱罪にならないといって、あまりに酷い罵倒や相手が恐怖を感じるような言動、まさに相手を実力行使で傷つけるような内容を言い放った場合、脅迫罪や強要罪となりますのでご注意ください。
まぁ一番は、口喧嘩であろうと、相手を傷つけるような言葉は言わないほうがいいという事です。
しかし、人間関係はそんなに単純なものではありませんから、言い争いになる場面も出てくる事はあるでしょう。
あまりにも酷い行動をしている知人や関係者が存在したら、それについて何か言いたくなるのは人情というものです。
ただ、場面や状況次第によっては、名誉棄損罪や侮辱罪に該当してしまいます。
なので、どうしても言ってやりたいという感情にかられたら、二人きりの時に言うようにしましょう。
あと、悪口は本人が居る前で言わないのは卑怯だという意見がありますが、本人と二人きりで面と向かって悪口を言うのはいいですが、そこに誰か第三者が存在しないようにしましょう。
という事で、二人きりの場で相手に悪口を言って、相手から訴えると言われても、法律上成立しない問題において、訴える事はできませんので、訴えると言われても、無駄な事しない方がいいよと言ってやりましょう。
訴える事が不可能と知り、謝罪を要求してきた場合、ケースにもよりますが、あまりにしつこく要求してくるのであれば、相手側が強要罪に抵触する場合があり、立場は逆転します。
相手側との関係性が切っても切れないのであれば、謝って仲直りするというのも良いでしょうが、たいした関係性がなく、自分の生活圏から消えても問題ない人であれば、無視して終わりで良いと思います。
そしてこのようなトラブルが起きたとして、探偵に電話してこられても、単なる悩み相談になってしまいますので、弁護士やカウンセラーの方に聞いてもらうようにして下さい。
探偵は調査をするのが仕事であって、悩み相談所ではありませんから・・・











