オカルトと探偵
2026年01月18日
フィクションの探偵ではなく、ある程度リアルな探偵ものの漫画に「ハロー張りネズミ」があります。
少し前にテレビドラマにもなりましたね。
この漫画には、オカルト的な話が何回か出てきて、若い頃とても怖い思いをして読んだ記憶があります。
自分が現実の探偵になって、夜のお墓や神社などで張り込みをしていても、何も起きた事はなく、現実にはオカルト現象などは無いと思っていました。
しかし、長く探偵をやっていると、説明が付かない現象に遭遇する事もあり、オカルトとは言わなくても、超常現象と言える体験をしたことがあります。
それは、ある老婆が依頼人の案件でしたが、簡単に言えば近隣トラブルの証拠を得たいというものでした。
玄関周りや庭の植木にいたずらをされるので、警察を呼ぶまでになっている近所の住人が、今度は夜通しセンサーライト付きの防犯カメラを作動させる嫌がらせをしているので証拠を押さえたいようなのです。
依頼人が言うには、レーザーライトをセンサーに照射してカメラを作動させていると言うので、カメラに映った画像を見せてもらうと、その通りなんらかの光がカメラに映っているのでした。
しかし、レーザーポインターは、基本的に赤色をしていて、一部緑色などのものはありますが、透明の光だけというものは聞いたことがなく、疑問に思いながら調査を開始しました。
依頼人の家の電気を全部消し、カーテンを閉め、カーテンの隙間から暗視カメラを使い、対象となる隣人の家を監視してみました。
相手の家の明かりも消えていて、雨戸も閉まっていまして、隙間もあるようには見えません。
暗視カメラをもってしても、人の動きはまったく見られず、一応他の家も見てみましたが、光線が出ている家はありませんでした。
しかし、センサーが何度も発動し、ライトとカメラが動く状況は続いているのです。
もしかしたら虫がセンサーに反応しているのかと思い、見てみると特にライトに群がる虫は見られず、しかし録画された映像には光が写っているのは間違いないのです。
これは、警察を呼んだ時にも見てもらったというので、間違いのない話です。
一応、周りの家から光線などが出ていない事が確認できる状態を撮影し、依頼人には原因不明として対応して頂きました。
そしてそのデータを渡す時に案内された部屋には、まだ仏壇の無い状態で遺影と位牌がテーブルに乗っていました。
聞いてみると、つい先日旦那さんが亡くなられたそうで、その部屋は旦那さんの書斎のような部屋だったそうです。
そしてその部屋の外にはガレージがあり、そのガレージの奥にセンサーライトが設置されていました。
まさかとは思いましたが、オカルト的な現象だったのか?と思い、ゾッとしながら依頼人宅から帰った覚えがあります。
モロに何かが出てきたわけではないので、なんとも言えませんが、これが探偵をしていて唯一の不思議な体験です。











