マッチングアプリにもご注意ください
2024年03月25日
一昔前の出会い系サイトのトラブルは社会問題になりましたが、最近のマッチングアプリは、芸能人すら使用して、結婚にまで至った人も居る位に健全化されているようですが、それほど安心できるわけではないと思います。
昔の出会い系サイトは、サイト自体が悪質なものであり、そもそもが莫大な課金をさせる為のものという側面があった上で、それをさらに悪用するサクラや美人局のような犯罪にも使用されてきたという経緯があり、反社的なサイトというものでした。
それが、スマートフォンというものが世に出てきたので、アプリの審査等を通す必要が出てきた為に、マッチングアプリという昔で言ったら出会い系サイトと同等のものが、健全化され、アプリ自体は真っ当に運営しているといえるでしょう。
ただ、アプリを運営している業者が健全な運営をしているからといって、使用者が健全な用途で使用しているとは限らないので注意が必要です。
同業者からの情報では、マッチングアプリを使用して、結婚詐欺や美人局のような犯罪が相当数発生しているという話です。
聞くところによると、ある程度身元をはっきりとさせないとマッチング出来ない仕組みのようで、匿名の正体不明の者は登録が出来ないような仕組みの所もあり、偽名を使って悪さをするのは中々難しいとの事です。
しかし、偽装した免許証や学生証、保険証などを使用し、巧妙に別人になりすます事も不可能ではないらしく、タイプな相手だとしても、会ってから慎重に相手の素性を確認するべきであると思います。
現実に、マッチングアプリを使用して婚活をしている最中に詐欺に遭ったり、相手に交際相手が居たり、配偶者が居たりしてトラブルになっているケースもみられるようです。
昔の出会い系サイトのように反社が出てきて脅されるというようなケースは少なくなっているようですが、マッチングされて交際し始めたらそのうち金銭を強請られるという事案は相当数あるようです。
だいたいが、古風な結婚詐欺と同じ手口で、結婚するからその前に債務の清算がしたいだの、今後の出世の為に資格が欲しいので援助してほしいだの、身内の医療費を貸してほしいだのと言ってくるようです。
巧妙な者になると、自分の不遇な環境を伝えた上で、こんな自分では結婚したくないでしょうねと言って別れる素振りを見せ、相手から自主的に援助の提案をさせるようです。
しかしよく考えてみれば気付くはずなのですが、結婚前からそんな不遇な人だと分かっていて、その不遇な環境を改善してあげたら、結婚後はずっと幸福な生活になるのかどうかという事が挙げられます。
ゼロとは言いませんが、そういうケースもあるのも事実でしょう。
過酷な環境で生きている人も結婚する権利はあります。
しかし、結婚相手を巻き込んで過酷な環境で生きる人をもう一人作っていいものかどうか考えたら、それはあまりにも自己中心的な思考だといえるでしょう。
アプリを使用して手軽に出会えるようになっている昨今ですが、出会ってから少しして金の話をし出したら即絶交したほうが無難です。