出合いアプリで出会った人にお金を貸さない
2024年02月28日
一昔の出会い系サイトは悪質なものが多く、あからさまな詐欺サイトやサイト自体は本物でも、使用する者に悪人が居て、ネットを使った美人局をして脅してくるような犯罪等が問題視されました。
最近では、そのような詐欺サイトはかなり減ったようですが、出会いアプリを悪用する者は少なからず存在しているようです。
そして、組織的に出会いアプリを悪用する者は減っているようですが、個人で恋人詐欺、結婚詐欺のような行為をしている者は今でも一定数存在しているようです。
探偵事務所には、交際している相手にお金を貸したら逃げられたという相談が定期的に入ります。
当社ではこのような相談の場合、逃げた対象者を探す業務は受けない事にしています。
なぜなら、依頼人が調査料という支出をして、さらにお金を無くすからです。
調査料を支払っても、逃げた相手を探し出せて、貸した金を回収出来れば良いと思って相談してくるのでしょうが、仮に探し当てたとして、ほぼほぼお金は返ってきません。
金を借りて逃げるような者は、返せる金を持っていないので、無い所からは取れないという民事の格言がありますが、まさに貸金を取る事は不可能なケースがほとんどです。
なので、無駄なお金を使う事になるので、行方調査はしない方が良いでしょうとお伝えする事にしています。
何百万というお金だったらこちらも考えてしまいますが、数十万円とかでしたら人生の授業料として無かった事と考えるのも一つの考え方です。
そして話は戻りますが、金を借りる口実は、ほとんどが何か困りごとがあると言ってきます。
病気の治療費が必要だとか、借金があってそれの返済が迫っている、肉親に金に困っている者が居る、資格を取るのに費用が必要等、自分の生活環境が金に困窮しているような状況だと言って、付き合っている彼氏や彼女に援助させたくなるように仕向けるのです。
面の皮が厚い奴であれば、もろに金を貸してくれないか?とストレートに言ってくる者もいるでしょう。
しかしよく考えてみれば分かると思いますが、なんでそんなに生活が困っているのに、出合いアプリを使用して恋人を作っているのだろうと不思議には思いませんか?
そんな困っている人に、出合いアプリを使って浮かれている暇がはたしてあるのかどうか考えてみましょう。
出合ってすぐに金の話はしてこなかったはずです。
何度かデートをしているうちに、自分の身の上話をし始めて、泣き言を言い出したはずです。
もう一度言いますが、そんなに困った状況でデートなんかしている暇があるはずがありません。
最初から金目当てで近付いてきているのはよく考えれば明白です。
詐欺師は三度目に騙すという手口があるように、三度目のデート辺りから悲しい身の上話をし始めるはずです。
ここで金が必要だと言い出したら、もはやそれは金目当てで近付いてきたと言っているようなものですから、即座にお別れしましょう。
自分には助けてあげられるような財力はないし、借金してまで人に金を与える事は出来ないので、そのような財力のある人に相談に乗ってもらいなと言って、去りましょう。
おそらくは、あっさりと別れてくれるはずです。
すぐに別のカモを探せばいいだけと思っているからです。
何度も言いますが、金が必要で困っている人は、出会いアプリで恋人探しをしたり、デートをしたりしている暇はありません。
ほぼほぼ金目当てで近付いてきているのですから、金の話になったら即手を切って下さい。
特に小ぎれいな女性が相手だったらなおさら注意しましょう。
そんなキレイな女性ならアプリ等を使わなくても恋人は作れますし、水商売でもやれば店の看板ホステスにでもなれるので、いくらでも稼ぐことは出来ます。
それをせずに、出会った男性から援助してもらおうとするのはどう考えてもおかしいでしょう。
男だったとしても、空前の人手不足の社会で、仕事を選ばなければ、もっと稼げるかもしれませんし、それこそデートなんかしている暇があれば仕事しろって事になります。
病気の治療費とか言い出した場合は、そんな病気がちな人と今後楽しく付き合っていけません。
この注意書きを出会いアプリを運営している会社は書いといてほしいものです。
そうすれば被害者はかなり減る事でしょうし、探偵に無駄な相談をしてくる事も無くなるでしょう。