井上が二階級全制覇凄い!!
2023年12月26日
ボクシングの井上尚弥が二階級の全てのタイトルを制覇しました。
これは他の階級で一人だけ制覇している人が居るのですが、井上の場合はかなり違います。
まずプロになった時点からの経緯が短いという事と、その他のデータが破格なのです。
二階級で四団体制覇したというだけでももの凄い事なのですが、そこまでに行き着くスピードが過去最速であり、そのほとんどがKOでの決着だという信じられない結果です。
自分と同じ他団体のチャンピオンというだけで、五分の力量を持っていると思われますが、それを軽く捻ってしまう力の差、技量の差を見せられると、同じ日本人としてはたまりません。
そして、井上は無敵になってしまったスーパーバンタム級からの上級を望まれていますが、リアリストな井上やその取り巻きにおいては、非常識な階級の上級は止めとくべしという見解を持っているようです。
本人自らもそうですが、周りの者もリアルズムを持っている所が井上の強さにさらに磨きが掛かっているのだと思います。
日本のボクシング、世界のボクシングもそうですが、スピード重視のボクシングになっているのが当たり前となっています。
特に軽量級においては、それが顕著であり、ノックアウトでの決着が低いのが軽量級でした。
それを翻したのが井上であり、 打たれずに打つというヘビー級でのタイソンにすらリスペクトされれる軽量級ファイターになり得ました。
マイクタイソンは最上級であるヘビー級においては一番小さい体格と言っても過言ではありませんでした。
しかし、その小さい体格であっても、ヘビー級の他の選手よりも破格のパンチ力を持ち、さらには自分よりも大きな選手のパンチを受けないデフェンス力を持っていました、
天才は天才を知るという言葉がありますが、井上の実力を誰よりも知っているのがタイソンであり、常々、井上の事をタイソンは自分と重ね合わせて評価していました。
今回のスーパーバンタム級の四団体制覇のタイトルマッチを制した井上ですが、タイソンの目は間違っていなかったという証明になりました。
階級を無視した最強のボクサーという称号は井上になると思いますが、同じ日本人として誇りに思います。
前述したように、さらなる階級のチャンピオンを目指すのも見る側からしては楽しみですが、リアルな状況を考えた上で井上チャンピオンには考えてもらいたいものです、
格闘技において体重と体格は技術を越えたものだという事を知っているチャンピオンだからです。