悪徳探偵の見分け方その5 最悪
2023年09月30日
これまで、悪徳探偵の手口を何点かお伝えしてきましたが、探偵として成立している体をなしている者が悪質な手口で営利を得ているというものを紹介してきました。
しかし、もはや探偵でもなんでもないというような業務をしている所もあり、これは「最悪」な探偵といえるような所もあります。
今でこそかなり減っているとは思いますが「別れさせ屋」などがその代表的なものです。
今でも存在している別れさせ屋ですが、以前は探偵が業務の一環として行っているのがほとんどでしたが、最近は別れさせ屋を専門として営業している所が多く見られます。
なので、現在では悪徳探偵が別れさせ屋をしている事は少なくなっていると思われるでしょうが、元探偵が営業していたりするので、別れさせ屋自体が悪質なものであるともいえるので注意してください。
別のケースでは「復讐屋」というものを行っていた探偵が存在しました。
探偵業法が施行されてからは、おおっぴらに探偵が復讐屋も行っているという宣伝は無くなりましたし、その存在自体が少なくなりました。
もちろん探偵を名乗る者が復讐屋も行うという宣伝をしている所はほとんどありませんが、復讐屋はまだ存在しています。
もう一つは依頼を受ければ何でもやりますという探偵が存在していました。
上記の二つ、別れさせ屋もそうですし、復讐屋もそうですが、それ以外のあらゆる依頼に応じるという探偵です。
もはやこうなると探偵とはいえず「何でも屋」か「便利屋」の悪質版という感じでしょうか・・・
いまでは倒産してしまったある大手探偵社の調査員から聞いた話ですが、単なる悪戯か、テレビのドッキリカメラみたいな事を依頼されて行った事があると言っていました。
その中には、あるターゲットに対して一番近くまで接近したらその調査員に多額の報酬を与えるという奇怪な依頼もあったそうです。
そうなると、調査員たちは近くに寄るなんてものではなく、ターゲットに体当たりするようにぶつかっていき、その様子を撮影して依頼人に提示したとのこと。
なんでこんな依頼をしたのかは皆目分かりませんが、それを受ける探偵の矜持もさっぱり分かりません。
ただ単に利益が得られればそれでいいというのが本音なのだと思います。
前述した例はほんの一部ですが、このような依頼を平気で受けてそれを実行するような探偵は探偵ではありません。
探偵擬きの犯罪者ですので、絶対に依頼する事はやめておきましょう。
宣伝では探偵とは名乗らずとも営業所に行ったら探偵の看板がでていたりしますので、ご注意ください。