最近さらなる不審者扱いをされる探偵
2023年08月9日
探偵が張り込みをしていると、不審者扱いをされる事があります。
不審者扱いをされるとどうなるかといいますと、最悪は警察に通報されます。
警察に通報されなくとも、近隣の人から何をしているのか問われたり、気の強い人だったら脅してくる人も中にはいます。
何をしているのか聞かれても、調査で張り込みをしているとは98%は言えません。
なぜ100%ではないかと言うと、正直に調査をしていると言ってしまったほうが適切な状況の場合があるからです。
また脅してきたり、威圧的な行為に出てくる人も居ますが、あまりに酷い場合は調査は中断となります。
ここで大きくもめてしまうと、以後の調査が完全に不可能になってしまうからです。
調査員を変えて出直すとか、張り込み場所を変えるとか、やり方を変えて出直す事も出来ますが、大騒ぎにしてしまうと、それも出来なくなってしまうからです。
とはいえ、粘り強い仕事をしなければならないのが探偵なので、限界まで我慢します。
この不審者扱いに耐えられずに辞めていく調査員も多いと同業者からはよく聞きます。
確かに、なんら違法行為をしているわけでもなく、ただ仕事柄、秘密裏に事を運ぶ必要がある為に、不審者のような振る舞いをしなければならないというだけで、犯罪者扱いを何度もされては心が折れるというものです・・・
しかし、それが探偵というものであり、それに耐えられない人は探偵の素養が無いという事なので、最初からあきらめた方が良いでしょう。
そして、昨今の強盗事件の影響から、さらなる不審者扱いを受けているという情報を同業者から聞いている状況です。
SNSなどで稼げる副業と言って引き込み、強盗の実行犯に仕立て上げての強盗事件が昨年から多発しているので、日本中の市民がが警戒している中、見た事も無い人物が近くでじっとして動かないでいる状況は、怪しさの極みといえるでしょう。
事実、強盗団は実行日の前に下見をしているという情報もありますので、張り込みをしている探偵は、まさに強盗の下見と見間違えられても仕方のない行動といえます。
元々、住宅地などの張り込みは不審者扱いをされる事が常態化していた中、強盗事件の多発により、さらに警戒度が上がってしまい、探偵の張り込み法もハイテク技術を駆使して、方法を変えざるを得ない状態です。
現実にどうするかは言えませんが、一つはドローンがあげられます。
ただ、プロペラの羽音が障害になるので、現実的ではありませんが、使い方によっては可能性はあるでしょう。
外国人が多く流入してきている状況なので、さらなる凶悪犯罪が増えていく中、犯罪者と間違えられる探偵は気の毒としか言えませんね・・・