自分で行う蜂の駆除についての経験談
2023年07月18日
夏も真っ盛りになってきまして、毎日猛暑が続き、皆さん体力の消耗が激しい時季かと思います。
そんなキツイ季節ですが、蜂さん達は元気に飛び回って巣作り子作りに一生懸命のようです。
蜂の種類によって一番の活動期は様々ですが、夏場はほとんどの蜂が活動的ですので、蜂の巣を見つけたら慎重に扱わないと被害に遭うので注意が必要です。
蜂の駆除を専門に行っている方に聞いたところ、蜂の巣がまだ小さいうちはそれほど危険性は無いらしく、素人でも慎重に行えば蜂の巣駆除が出来るようです。
蜂の巣が小さいうちは、女王蜂が頑張って少しづつ仲間を増やしている所で、働きバチがまだ少なく、偵察蜂や戦闘蜂などの役割がまだ出来ていない状況らしく、駆除を行ってもそれほど攻撃的な行動には出ないのだそうです。
それでも危険性はあるので慎重な対応は必要ではあります。
防護的には夏でも厚手の長袖長ズボンを着用し、帽子を被り、ゴーグルや顔を守るネット等を装備しておく事が勧められるようです。
その上で蜂を駆除する専用のスプレーを用意し、高い所にある巣であればそこに届く棒状のものが必要となります。
最近の蜂駆除用のスプレーは10m近く噴射できるものもあるので、それを吹きかけ、出てきた蜂にさらに吹きかけて殺虫し、蜂が出てこなくなったら棒で巣をこそぎ落として、ビニール袋にでも入れ、さらに殺虫スプレーを噴射して全滅させ、最後には蜂の巣を破壊して中に居る女王蜂や蜂の子も殲滅出来れば駆除は終了となります。
これはあくまでも蜂の巣が小さい段階での駆除法ですので、ある程度の大きさになってしまった場合は専門の駆除業者に依頼する方が無難です。
ここでさらに大事なのは、駆除スプレーを蜂の巣に噴射した時に蜂の巣から逃げ出した蜂を逃さないという事です。
逃げ出した蜂の中に女王蜂が居たら、また別の場所に巣を作られてしまうからです。
以前、家の外壁にまだ小さい蜂の巣が見つかり、おもちゃのエアガンで蜂の巣を壊してさらに殺虫スプレーをかけて駆除した事がありました。
その際、何匹かには逃げられたのですが、その中に女王蜂が居たのでしょう・・・
その後、家の中にミツバチが入ってくるようになり、窓際でブンブン音を立てて飛び回り、数十匹を駆除しました。
その後、秋から冬にかけて蜂の活動期が終わり、家に侵入してくる蜂もいなくなったので、安心していたのですが、翌年の六月、粘度の高い液体の雨漏りが発生し、屋根裏を点検したところ、大きなミツバチの巣があり、そこからハチミツが漏れ出していたのでした。
幸いな事に蜂は存在しておらず、蜂の巣だけが残っている状態でしたので、駆除業者さんに蜂の巣の撤去をしてもらい、大事には至らなかったのですが、駆除業者さんの話だと、前述したように、前年に蜂の巣を駆除した時に女王蜂を逃したのだろうとの話でした。
蜂の巣の駆除は徹底的に行うのが大事で、根絶やしにしないで中途半端で終わりにすると、より大きなしっぺ返しを食らう事があるという体験談でした・・・