夏の調査は吸血虫などの害虫との闘い
2023年07月15日
夏の季節の張り込みは探偵にとってとてもやっかいな時季といえます。
真夏の熱波はもちろんの事ですが、それに加えて害虫との闘いがあるからです。
地方の探偵はもちろんの事ですが、都会の探偵でも公園や神社仏閣の敷地内は高木や植物が多々ありますので、昆虫もそこには存在しますから、もちろん蚊の類の吸血虫も存在します。
過去に、デング熱を持った蚊が明治神宮付近に蔓延して駆除をしたというニュースがあったように、日本には無いような蚊を媒介するウイルスが入ってきているとなると、命に関わる事といえます。
蚊に刺されただけなら痒みだけだろうとは言っていられない時代になってきているのは、海外からの労働者や旅行者が多数日本に来ている事により、元々日本には無い毒性の害虫が増加しているのが原因です。
マラリアなどの原虫も媒介する蚊は、世界中の死因のトップクラスになっている事を日本人はあまり知らないのかもしれません。
という事で、探偵も夏の虫刺されには気を付けなければなりません。
蚊だけではなく、蜂や虻、毒蛇なども張り込み場所に存在するかもしれません。
雑木林の中で身を潜めて張り込みをするような場合、事前に毒を持った生物の有無を調べておかないと大変な事になる可能性があります。
という事で、真夏でもある程度の厚手の服装を着用し、防虫ネットや防虫スプレー等を駆使して調査をする事になります。
地方では車での張り込みが出来る場合があるからエアコンを効かせれば良いだろうと思われるかもしれませんが、日中ならともかく夜間はエンジンを切っておく必要があるので、当然のごとくエアコンは使えません。
なので、窓を閉め切っていると、それこそ熱中症で死んでしまいますので、窓は開けなければなりません。
今でこそ、車に装着できる防虫ネットがホームセンターで売っていますので、それを使用し、また電池式の扇風機や、アイスノンでの体の冷却をしながらの我慢比べのような業務になるのが夏の探偵の現状です。
昨今の異常気象による温暖化の影響なのか、昔の夏とは比べ物にならない位の暑さになっています。
ただでさえ暑さで体力を奪われ、暑さ対策だけでも大変であるのに、害虫対策も同時にしなければならないとなると、本当に夏と言うのは探偵泣かせの季節といえるでしょう。
冬の寒さを気遣ってくれる方が多いのですが、実は冬の方が断然調査環境としては楽といえます。
夏は素っ裸になっても暑いものは暑いですが、冬は防寒着や防寒具を使えばそこそこしのげますし、冬に活動する害虫はほとんど存在しないからです。