安すぎる探偵に調査を依頼するリスクを考慮してください
2023年07月2日
探偵の相場というのは、有って無いようなものですが、それ相応の相場というものはあるものです。
しかし、一般的な企業とは違って、大手企業の方が薄利多売ではなく、探偵業界は大手の方が高いという状況となっています。
何故かといいますと、大手探偵社は広告費に対して多額の費用を使っている為、それが調査費に乗ってきて高額な見積もりになるのです。
しかし、中堅から零細探偵においては、広告費をそれほど使っていない為に、調査費は安価となります。
ただ、現在においてはネットが主となる広告なので、それに宣伝費用を多大にかける大手探偵社が多くなっている状況ですが、調査費に関しては以前と変わりありません。
そんな中、ホームページやその他のネット宣伝において、大手探偵社は調査費用について具体的な掲載はしておらず、それ自体は正直な営業と言えますので、問題はありませんが、探偵業界を知らない一般人の方はどう感じるかという問題があります。
調査費をネットで明かさないという事ですが、契約時にはさすがに明かすという事になります。
それで依頼人と探偵社双方が合意すれば問題ありません。
これ以前の問題として、依頼人を食い付かせる方法があります。
それは、極端に安い調査料金をうたっている探偵が存在するということです。
現状、一般的に、行動調査系の調査において、例えば浮気調査や素行調査などにおいては、時間制の料金体系がほとんどです。
一時間いくらという料金体系を提示する探偵社がほとんどですが、ここに大手から零細までの料金の幅があります。
平均的には一時間一万円前後が相場となりますが、大手探偵社は二万円以上という相場だといわれています。
調査結果の安心度を考えれば、高くても大手に頼みたくなる。
又は、宣伝において多額の広告費を掛けている為に、目につきやすいという一面もあり、料金は度外視して大手探偵社に依頼しようと考える事は大いにあり得るでしょう。
それは間違いではないと思いますが、逆の場合はどうでしょうか?
一時間一万円弱が相場といわれる調査費用ですが、これが一時間五千円とか三千円とか、破格の安さだったら、試しに依頼してみようとなるかもしれません。
もしも、ろくな調査結果が出なかったとしても、それほどの被害が出るわけでもないと考えれば、試しに依頼してもいいかもしれませんが、そのリスクは計り知れません。
行動調査系の調査は、やり直しが効かない状況が出る事があり、一発勝負の調査が結構あります。
そんな中、素人同然の格安探偵に依頼して、つかめたはずの証拠を二度と得られなくなるという状況になったら、次に本当のプロの探偵に依頼してももはや手遅れとなります。
破格に安い探偵にはそういった素人探偵がごまんと存在しますので、依頼される時はご注意下さい。