隣に居るかもしれない異常者に注意
2023年05月29日
先日のニュースで、近所を散歩していた老女二人が襲われて死亡した事件がありました。
現在のところ、動機については、自分の悪口を大声で話しながら散歩していた老女達に恨みをつのらせての犯行と言われています。
今後の捜査によって、どのような経緯だったのかが判明されるでしょうが、現時点ではそのような報道がなされています。
犯罪心理学の学者さんや元刑事さんたちの推測と現場の状況から考慮した背景では、被害者となった二人の老婆は耳が遠く、お互いに大声で話さないと言葉が通じないので、散歩中もそこそこ大きな声で話していたという報道があります。
この会話の中に容疑者の話が出ていたかどうかは分かりませんが、容疑者の自宅周辺を散歩し、難聴の二人が大声で会話しながらの散歩をしていたという背景は納得出来ます。
当初は大型のナイフで、この老女達を刺したようですが、その後自宅に戻り、許可された銃器を持ち出して臨戦態勢になっていたという話です。
そこに通報で駆け付けた警察官が待ち受けていた容疑者から猟銃で撃たれて死亡したようです。
刃物での凶行という通報であった為に、防刃ベストだけで現場に向かったのでしょうが、刃物だけが凶器であるという先入観は命取りになってしまうという先例となってしまいました。
もちろん、全ての事件で特殊部隊を最初から出すという事はあり得ない事ではありますが、救護や逮捕に向かった者が自分自身を殺傷されてしまうのではどうかと思います。
確かに急を要する犯行現場に向かう時にもたもたしていたのでは、被害者が増えてしまうので、自分が危険な目に遭おうともいち早く現場に行くという行動は警察官としてはアリだと思います。
しかし、助けるべき自分達は襲われてダウンしてしまっては本末転倒です。
この事件の後に九州で起きた凶悪事件に対しては、特殊部隊が使う武器により犯人を制圧し、事件をいち早く解決されました。
という事で、やれば出来る事をやれる自治体とやれない自治体があるという事を露呈してしまったような気がします。
探偵をしていると、近隣トラブルの相談を受けます。
聞いていると、とても普通の感性ではない異常者からの攻撃を受けているとしか感じない案件がほとんどです。
自分が正常な感性を持ち、普通の生活をしているからといって、周りの人間も同じだと思うのはとても危険だといえます。
さらにどれだけ田舎であったとしても、人口密集地である都会とは比較にならないとしても、近隣に異常者が存在している可能性は否めません。
最近の強盗団の事件をみれば分かるように、どんな田舎であろうと、自分に被害が及ばないと考えるのはあまりにも不用心です。
気を付けましょう・・・