探偵の料金設定についてのご説明
2023年05月15日
探偵業界自体が自分とは無関係と思っている方がほとんどであり、小説や漫画、映画やテレビドラマの中のフィクションの世界と認識されていることでしょう。
しかし、無関係と思っていた自分に、探偵に頼る事象が出てきた場合どう考えるでしょうか?
とりあえず、普通に考えれば大手を選ぶ事でしょう。
何故かと言えば、探偵業界以外の業界であれば、大手業者の安心感があるからと思われます。
例外を除き、一部上場企業等に頼めば、料金はともかく、望んだ精度のものを与えてくれることでしょう。
例えば一戸建ての建築やマンションの購入などにおいて、大企業の一流企業に依頼すれば、要望通りの家が手に入る可能性はほぼ100%に近いといえます。
逆に、安価をエサにして宣伝している新興企業などに飛びつくと、安物買いの銭失いとなる事もあります。
事実、何故に他と遜色ない出来のマンションがこんなに安いのだろうと疑問に思うようなものが飛ぶように売れたのはいいのですが、鉄筋コンクリートの骨となる鉄筋が法に定められた本数以下の手抜き工事だったという問題が大きく取り上げられた事件がありました。
その他にも中堅零細の建築業者の手抜き工事でトラブルになっている事例は過去から現在に至るまで続いています。
こういった報道を見れば、少しくらい割高であっても安心である大手業者に依頼しようという考えになるのは至極当然といえるでしょう。
建築業界を例にあげましたが、探偵業界はどうでしょう?
料金については、やはり大手探偵社は高いのが実情です。
では、探偵業界の中堅零細企業はどうでしょうか?
これもやはり大手よりは安いのが実情です。
さて、前述した手抜き工事のような手抜き調査が探偵業界にもあり得るのかとなりますが、正直に言って、あり得ると断言できます。
ただ、探偵業界の場合、大手だから安心、中小零細だから不安というものではありません。
問題となるのは、他の業者と違って、大手探偵社は事前に料金を言わないという所です。
通常、電話相談から始まる探偵への相違ですが、大手探偵社は電話ではほとんど料金は言いません。
なぜなら、高額過ぎて電話相談の時点で断られてしまうからです。
しかし、中小零細の探偵は電話相談でも正直に料金を言うところが多いです。
それは平均的な収入の方でも依頼できるような料金設定になっているからです。
そして、動いた分だけ請求する時間制にしている所は安心といえるでしょう。
逆に定額制をうたい、全体でこれで調査可能ですという所は疑念を持った方が無難です。
時間制であれば、この日にこの時間だけ調査してほしいという要望が通りますが、定額制ですと、探偵に任せるのでこの期間に自由に調査して下さいという事になる場合が多く、実際の調査がどうなっているのか、依頼人には分からないというデメリットがあります。
もちろん時間制でも適当な調査をしている悪徳探偵も存在しますが、この日にこの時間だけ調査をしてほしいという指定で契約をした方が、後々のトラブルになった時に依頼人様に有利になることでしょう。
という事で、探偵の料金設定は、細かい設定の無い定額制や一式いくらという見積もりではなく、日時を指定し、何日調査をし、それぞれの調査日に何時間調査をするという細かい契約をするのが無難という事になります。