絶対に探偵に適さない人とはどのような
2023年03月24日
好奇心だけで探偵になりたいと思う人が存在します。
本来の探偵業がどのような活動をしているかを知らないからなのかもしれません。
探偵の仕事内容を知っていたとしても、やってみたいと思う人も存在し、興味本位で調査現場に同行したいと言ってくる方がいらっしゃいます。
素人が出来る役割もあるので、ただで同行したいと言うのであれば、連れて行っても良いですが、役割については、ドラマで言えばちょい役程度の事しかやらせる事は出来ません。
なぜなら、行動調査系の調査においては、一発勝負の要素が多く、失敗が出来ないからです。
なので、プロ意識が薄い者や調査技術自体がが劣っている者にはやらせられない業務があります。
これらは依頼人様の利益を最優先するという考えからのものであり、調査の失敗は人の人生を狂わせてしまう事になりかねないのでシビアにならざるを得ないからです。
平均的な容姿で、平均的な知能指数があり、技術を覚えようとする熱意があり、プロ意識がある者であれば探偵にはなれるでしょう。
もちろん調査員としての技術を得られるという意味においてですが・・・
調査員としては一流といえても、探偵業を営む経営者としての力量は別物です。
一流の調査員が独立して探偵事務所を開業してもすぐに廃業となっていった知り合いは多く存在します。
調査員として一流とは言わずとも、そこそこの腕にはなれるか、独立して経営者として成功出来るか、ここに至るには最低限の資質が必要となります。
これを痛感したのが、飛び込みで当社の事務所に営業に来られたある営業マンさんの言葉でした。
この営業マンさんは、自分の仕事に魅力を感じておらず、当社に営業に来られた時に、探偵という生業もアリかなと思ったのではないかと思われます。
探偵になってみたいと言ってきたのです・・・
しかし、この営業マンさんは、身長が190センチを超える長身であり、さらにはガリガリの痩身であり、アンガールズの田中のような容姿でした。
普通に生活をしていても、周囲からの注目を浴びてしまうような特異な容姿です。
探偵は空気のような存在になれないと仕事になりません。
尾行や張り込みをしている時に体型自体が目立ってしまってはどうにもなりません。
平均的な体型であれば、着衣などの変化で何人にもなり替われる事も出来ますが、特殊な体型をしている人では、どんなに着衣を変えて変装したとしてもバレバレで、調査になりません。
なので、異常に背の高い人、低い人、異常に肥満している人、痩せている人、その他容姿に特徴があり過ぎる人は探偵には向かないのであきらめましょう。
大手探偵社であれば、内業や営業、その他現場に出なくても良い部署もあるので、探偵社への就職は可能ではありますが、現場に出る調査員には適していないといえます・・・