法を知らないのか異常なのか、どちらかとしても
2023年02月13日
過去においては、家庭内のいざこざとして司法が介入しない問題であったものや、男女の恋愛事でのいざこざとして、勝手にしてくれという対応だったものが、凶悪事件に発展する事により、法整備が整えられて、DV法やストーカー規制法などが新たに施行されました。
こういった新たな法律が施行された事を知ってか知らずかは分かりませんが、加害者側が探偵に被害者側の調査を依頼してくる事があります。
もちろん当社ではそんな依頼はお断りするのですが、嘘をついて相談してくる場合もあるので注意が必要となっております。
嘘を付かない場合は、もろに家庭から逃げている配偶者の所在をつきとめて欲しいという依頼や、自分が好意を持っている異性の居場所をつきとめて欲しいという依頼が入る事があります。
婚姻関係に無い独身者同士の場合は、ほとんどの場合依頼を受ける事はありません。
嘘なのか本当なのかが分からないからです。
契約時に確約書を書いて頂くので、嘘ではないという宣言をしてもらったとはいえ、もしも嘘だったとしたら、これから凶悪な犯罪を犯すであろう者に加担してしまう事になりかねないので、本当か嘘かは問題ではなく、異性の所在などの調査においては、ほとんどの場合断っております。
ただ、貸金のトラブルなどにおいては、ストーカー問題とは関係ないので、依頼を受ける事はありますが、借用書のようなものがあれば良いのですが、そんな書面を交わしているケースは少なく、口頭でのやりとりでは貸金の証明が出来ないので、ほとんどの場合お断りする事になります。
婚姻関係にあった奥様がDVによって逃げている場合などにおいては、見つけて欲しいという相談があったその場でお断りしています。
自分の暴力によって配偶者に対し加害しているという事実によって身の危険をかわす為に逃避している配偶者を見つけ出し、さらなる加害を加えようとする者に被害者の所在を調査する事など出来るはずもなく、また、探偵業法にも抵触しますし、通常の法律にも抵触する行為になりますので、そんな依頼を受ける事は出来ませんし、受けたとしたらそれは違法行為となります。
悪徳探偵であれば、そんな違法調査でもなんでもするのでしょうが、当社では一切受け付けておりません。
以前、一家そろってのストーカー家族といういかれた一族からの依頼がありました。
中年どころか初老と言ってもいい男が、スーパーのレジ打ちの女性に対してストーカーをしているというケースでしたが、自分自身も家族もストーカーをしているという自覚が無く、拒絶されている自分達が被害者という意識での相談だったので、あきれてものも言えなくなり、即、依頼はお断りいたしました。
このようにこの世の中には、知ってて犯罪行為をする者もいれば、異常な感性によって異常行動をする者も存在しますので、平和ボケをしているとどんな凶悪な被害に遭うかもしれませんので、お気を付けてほしいものです・・・