どんな相手であろうと、確認をせぬままに対応しない
2023年01月30日
オレオレ詐欺や、還付金詐欺、架空請求詐欺や預貯金詐欺など、特殊詐欺が横行しています。
これらが世間に周知され、中々上手くいかないとなると、特殊詐欺のデータを元に強盗をはたらくという手口になり、ここのところ、世間を騒がせています。
被害に遭うのは裕福な家庭であり、容疑者達はその情報を得ているんでしょう。
それは特殊詐欺の情報を共有し、手口を変えただけという見かたも出来ます。
特殊詐欺では失敗したとしても、その時の情報で資産を持っているというデータが残っていれば、そこをターゲットとすればいいだけの話という考えからの犯行といえるでしょう。
まずは、自分の情報を外に漏らさないようにする事がとても大事といえます。
テレビで犯罪防止の観点から、専門家が色々アドバイスしていますが、高齢者は、聞き流してしまっている事が多く、若い家族が支えないとなりません。
高齢者になると、固定電話は手放せないものという先入観がある人が多くいらっしゃいます。
しかし、現在においては、固定電話は解約してしまってもなんの問題もありません。
携帯電話を主な連絡先として使用し、固定電話を無くしてしまっても問題ない世の中になりつつありますし、ほとんどがそうなっています。
固定電話にも、現在では色々な機能があり、非通知拒否やフリーダイヤルの番号の拒否、海外からの電話の拒否など、かなり使える機能は備えています。
しかし、固定電話は、住所や氏名などが紐づけられており、ターゲットにされてしまう事には変わり有りません。
それに代わって、携帯電話においては、電話帳に載る事は一切なく、また固定電話には無い色々な迷惑電話対策が可能です。
特殊詐欺や強盗のリストになる事は携帯電話の番号からは一部を除いて無いと言えるでしょう。
なので、高齢者を抱える家族であれば、もはや固定電話は無くしてしまったほうが良いでしょう。
電話においては、上記のような機能を使用して、犯罪者と高齢者の接触を無くす事が可能ですが、訪ねてくる者に対する対応についても高齢者には演習が必要と思われます。
コロナ禍において、宅配便を受け取る際にサインをしなくてもよくなっております。
これを利用し、宅配を装った犯罪者から接触せずに済む事が可能となります。
第一にはインターホンの設置が必須であり、絶対に無確認でドアを開けない事が大事です。
宅配業者に成りすまして変装している場合もあるので、インターホンやモニターで相手を確認したとしてもまだまだ油断は出来ません。
そこで、現在のコロナ禍を利用し、玄関前に置いて行くように伝え、それが出来ないというのであれば、そんなものは要らないと拒絶すればいいのです。
現在において、受け取りのサインを義務として要求する宅配業者は存在しませんので、無理にでも玄関を開けさせようとする輩は怪しいといえます。
自分の情報はどこで漏れているか分からない世の中です。
であれば、犯罪者がいつ来るかも分かりませんので、来てしまった時にどうするかを考えるのもとても大事といえます。