また痛ましいストーカーの犠牲者が
2023年01月22日
ストーカーに対する法律も施行されて、ストーカー被害に対する法的な対応もある程度整備されてきましたが、自暴自棄になっている者から、警察がボディガードのように、被害者を守る事は無理であるという事が今回の事件で再認識させられました。
通常の社会生活を正常な意識で行っている普通の人々は、犯罪行為を犯しそうになっても、逮捕され刑事罰が下されると考えれば、そこで立ち止まるものです。
しかし、逮捕も刑務所行きも、死刑すらどうでも良いとなった加害者に対しては、為す術が有りません・・・
ストーカーに限定して説明すれば、ストーカー行為を行ったとしても、すぐに逮捕されるのではなく、警告や禁止命令が最初に出されます。
これを破ってストーカーを行って初めて逮捕となります。
という事は、警告をしてもダメ、禁止命令をしてもダメと段階を踏んで初めて逮捕となるという事であり、そこまでいかないうちに凶行に出られてしまったらどうしようもありません。
また禁止命令を出したとはいえ、前述したようにそんな命令は無視という行動に出られたら今回のような命を落とすような事件が起きます。
さらに、逮捕する事が出来たとして、二年程度で釈放されてしまいますので、刑務所送りにされた事を逆恨みして、凶行事件を起こす可能性もあります。
ではどうすれば良いのでしょうか?
もはや逃げるしかないというのが当社の見解です。
DVの被害者が逃げ込めるシェルターと言われる施設がありますが、それと同じように、ストーカーが追ってこれないようにして別の地域に逃げるという選択をするべきです。
とはいえ、仕事があったり、子供が居たり、持ち家があったりすると、中々逃げ出すという事も出来ないと思われると思いますが、命には代えられません。
住民票の移動もせず、大掛かりな引っ越しもせず、最小限の持ち物を持って逃げてしまうしか身を守る方法はないでしょう。
もちろんストーカーにも程度があるので、警告のみでやめてくれる者も居れば、禁止命令が出たらやめるという者も居るでしょう。
さすがに逮捕されれば懲りて二度とストーカーにはならないと思う者も居ることでしょう。
しかし、ストーカーがどこまで重度になっているかは、ストーカー自身にしか分からない事です。
下手したらストーカー自身も分からない心理状態の場合もあるでしょう。
となれば、警察頼りの対策では、最悪命を落とす事になります。
自分の生活圏に命に関わる毒性のあるものが発生したら、誰もが逃げるはずです。
これにストーカーを当てはめれば、逃げるという選択肢を高い重要度として考慮すべきと考えます。