浮気調査の依頼後、平静を保つ事の重要さ
2023年01月14日
探偵に浮気調査を依頼し、後は浮気の証拠の結果を待つという時期において、依頼人様に出来る事は、いかに平静を保てるかという事にかかっています。
これにつきましては、依頼人様の性格にもよりますから、なんとも言えませんが、どのような性格だったとしても、取り乱されては探偵としては困ります。
ある事例を何件か挙げますと、酷いものになると、調査の経過を実況中継のように求め、それに応えて報告していると、現場に乗り込んでくる方もいらっしゃいます。
ある過去の案件では、ラブホテルに入った対象者をとらえたという報告をしたら、その場所に依頼人様が突撃してきて、ホテルから出てくる配偶者と浮気相手に襲い掛かるという事がありました。
確かに、現行犯なので、浮気をしている側はこれ以上ない証拠のもとに現場をおさえられてしまったのですが、その後の調査が不可能になってしまうというデメリットがあります。
不貞行為による離婚での調停や裁判は、その継続性や期間が重要視されます。
一回の浮気の証拠を押さえられたとして、それ以上に浮気を繰り返していたと自分から証言する人はほとんどいません。
なので、証拠を得たと思っても、その後の対処についても考えた上で、当初の計画通りに調査が進むように協力して頂かなければなりません。
上記は極端な例ですが、軽いものになりますと、せっかく浮気をしそうな日を突き止めて、その日に調査をする事になり、間違いなく証拠を得られるという確証がある日の朝に、今から浮気相手と会いに行くという配偶者を見ていると、我慢が出来なくなり、因縁を付けて喧嘩になり、配偶者は出掛けなくなってしまって、調査が台無しになるという事例もありました。
浮気調査においては、浮気しているのかどうか確証が無いケースと、ほとんど浮気は間違いないというケースがあります。
ほとんど浮気をしているのが事実である場合、嘘をついて家を出ていく配偶者に対して、中々平静を保つ事は難しいのは分かります。
さらにその証拠を得る為に探偵がスタンバイしているとなれば、もはや袋のネズミと思ってしまうのは良いのですが、それは確たる証拠が得られてからにしないといけません。
嘘を付き、芝居をしながら配偶者が浮気をしているのであれば、自分も知らぬ存ぜぬと芝居をしなければなりません。
探偵は全力を持って依頼人に応えようとしています。
それを一時の感情で壊してしまっては、依頼人様自身の不利益になってしまいます。
調査期間中は、平静を装う事が一番大事なのです。