探偵との面談場所について大事な事
2022年11月20日
依頼人様が調査に踏み切ろうとし、一番にする事といえば、探偵と接触する事から始まるのが一般的です。
その場合、ほとんどが電話相談から入ります。
直接探偵社へ出向く方もいらっしゃいますが、少数派であり、電話での接触から始まるのが大多数といえます。
そして電話相談でこの探偵に依頼しても良いかと思われた場合、面談に移行していくわけですが、面談場所はとても大事な場面ですので、探偵の言われるままに場所を指定されるのはやめておきましょう。
逆に依頼人様からの要望を伝え、そこでの面談が不可能というような探偵は疑念を持った方が良いかもしれません。
では、どういった場所が面談場所として使われるかといいますと、探偵社の事務所があげられます。
探偵社として真っ当に営業しているのであれば、事務所があるのが普通です。
探偵はBARにいるという映画がありますが、事務所を持たずにBARや喫茶店を事務所代わりにしているなんて探偵はフィクションの世界の事であり、現実にそんな営業をしている探偵は存在しませんし、もし居たとしてもまともな探偵ではありません。
事務所には契約に必要な書面やパソコン、プリンター等が揃っており、どのみち依頼するのであれば契約書を交わす必要がありますので、書面や書面作成に必要な機器が揃っている事務所で面談をすれば、何度も出向く必要は無く、またどのような営業形態を探偵がとっているのか、事務所を見れば正当に営業している探偵なのかを確認する事も同時にできますので、メリットしかありません。
ただ、何度も面談をするのが面倒ではなく、一生に一度あるかないかの探偵との接触に抵抗があるのであれば、いきなり探偵事務所へ行くのではなく、自分の指定する場所へ探偵を出向かせても問題はありません。
自宅でも構いませんし、法人であれば社屋でも結構です。
喫茶店やファミレス、個室が作れるカラオケボックスという手もあります。
そこで一度、探偵と相対して面談をしてもらい、信頼関係が築けたら契約しに探偵事務所へ出向くという事でも構いませんし、まともに営業している探偵であれば出先での契約も可能なノートパソコンや小型プリンターも常備していますので、探偵事務所へ行くのに抵抗がある方であれば、前述した場所での面談や契約でもかまいません。
問題は、探偵側から場所を指定してくる場合です。
それも出先でなければ面談が出来ないという事を言ってくる探偵は事務所へ依頼人が来られるのに不都合があるからなので、そんな探偵であれば面談にまでいくことはやめましょう。
何故かと言いますと、事務所とは名ばかりの無人の営業所で、連絡は転送電話で全部本社につながるようにしている場合があるからです。
全国展開していますなんて宣伝していたとしても、全くの嘘という探偵も多く、大手探偵社だと思わせる詐欺広告であり、どこの支社に電話したとしても、出向いてくるのは本社からの者というからくりなのです。
先日、電磁波攻撃に対する調査などという広告を出し、さらに全国に支店があるように見せかけるサイトで宣伝していた探偵が逮捕されましたが、これが代表的な詐欺広告の例です。
本当に支店があって、そこで面談がしたいと依頼人から言われて、当日に面談が出来るような所であれば大丈夫ですが、別の日にしてほしいとか、当日であっても何時間も後に来て欲しいという場合は、やはり本社からの営業が名ばかりの支店に出向いてくるタイムラグがあるという可能性があり、疑惑を持った方が良いでしょう。