ホストやホステスさんの交際相手からの依頼はNG
2022年11月18日
ホストクラブのホストさんや、スナックやクラブのホステスさん、キャバクラのキャバ嬢と交際しているつもりになっている方からの、本人曰く浮気調査や貸金して逃げられたという行方調査はよほど精査をして調査に値するものでなければ当社では依頼は受けられません。
最近ではストーカー規制法をある程度熟知している人が増えてきている為、浮気調査という名目では依頼をされてくる人は減りましたが、まだまだ残ってはいます。
そこでどういう理由で調査をするというかと言いますと、借金を踏み倒されて逃げられたので行方調査をしてほしいという表向きの理由を言ってくるのです。
当然、借用書などはなく、口頭で依頼人が一方的に言った事ですので、貸金をしたかどうかは知りようがありません。
ですから嘘を付かれていても分からないのです。
もちろん本当の場合もあるので一概に嘘だと決めつけるわけにはいきませんが、その他の色々な事情を聴いて行けば、どこかで話に整合性が無くなる時があるので、そう判断した時には調査はお断りしてきました。
そしてある時期から、水商売の人と交際している人からの依頼は電話相談の時点でお断りする事にしました。
何故かと言いますと、ホストやホステスを職業とされている人は、疑似恋愛を生業としているといってもよく、お客さんに好意を抱かせて店に何度も来てもらう事が使命といえます。
そして自分目当てのお客さんがどれだけ多く出来るかが第一義であり、その為には多数の人に色目を使う必要があります。
この現実を知っていないのか、知っていても考えないようにしているのかは不明ですが、店外でデートをしてくれたりしたら、自分の交際相手になった気になる人が居るので困りものです。
確かに水商売の人とお客さん同士が本気で好きになって結婚したという例もありますが、レアなケースといえるでしょう。
そのレアなケースに挑戦するのは勝手ですし、その人の自由ですが、恋愛は相手があるものですから、相手がその気になっていないと気付いた時点で諦めるべきであり、これは相手が水商売の人とかに関係なく、どのような恋愛においてもお互いに好意をもって交際しているのでなければ、深入りしないのがクールといえます。
以前、中年の頭も薄くなってきた男性から、付き合っているホステスさんの調査を受けた事がありますが、他にも付き合っている男性がどんどん出てきて、それを依頼人に報告したら落胆と同時に怒りの感情を表したので、ストーカーに豹変しないように何度もなだめた経験があります。
こういった調査の後、恋愛感情のもつれからストーカーになってしまい、凶行に及ばれたら、調査した探偵にも責任の目が向けられてしまう恐れがあります。
なので探偵にとっても危険な調査になってしまいますので、よほどの調査理由が無ければ、こういった調査はNGとしています。