不倫の手口と見つからない方法は対象者から教わった
2022年10月20日
浮気調査がほとんどの業務である探偵を長くやっていると、対象者から自然と色々な手口を教わる事になります。
それが蓄積されていくと、浮気調査の過程で先読みが出来るようになったり、調査の立案が緻密なものになります。
しかし、自分で体験した事ではないものでも、知識として吸収しておかなければならないので、他社との情報交換や、現在ではネットに溢れている情報をいち早く取り入れる事が探偵には大事です。
不倫の手口においても、自分が経験したものだけ知っていたのでは足りませんので、広く知識として知っておく事が大事ですが、基本的なものは長年の経験でだいたい覚えられます。
例えば、不倫相手とどのように接触するのかとか、落ち合う場所、不倫相手の車への同乗の仕方等、何件も調査をしていくうちに、数々の手口を知る事となり、ほとんどの手口を知る事になるでしょう。
また、浮気相手との通信においては、昨今目まぐるしく新しい形態が生まれていますので、これらについては自分の体験だけでは追い付かないので、最新情報を常に取り入れる必要があります。
ただ、浮気相手と出会う方法や、それを見つからない方法については、まだまだアナログな形態がほとんどです。
地方においては、移動手段は車がほとんどなので、配偶者や知人に見られない程度の離れた場所で、公共の駐車場や大型店舗の駐車場などを利用し、互いの車でそこまで行って、どちらかの車に乗り換えるという手口が一般的です。
あまり警戒していない不倫カップルの場合は、平気で助手席に乗ってしまう人も居ますが、警戒しながら不倫している人の場合は、運転席の後ろの後部座席に乗る形をとる人も多くみられます。
最近の車は後部座席と後ろのガラスはスモーク張りになっていますので、外側から見る事が出ないのを利用した手口です。
とはいえ、プロの探偵はスモークガラスを透過して撮影できるカメラを持っていますので、それほど問題にはなりませんが、それでも素通しガラスよりは画質は落ちますので、不倫している側としては効果はあります。
また、至極巧妙に不倫をしている者には、徒歩と電車と車の三段階での浮気発覚の回避法をとっているようなツワモノも存在します。
まず、徒歩で最寄りの駅まで行き、電車に乗って、毎回違う駅で降り、その駅に浮気相手が車で待っているというものです。
毎回同じ駅で降りるなら待ち伏せも出来ますが、毎回降車駅を変えられると、中々対応が難しく調査は困難になります。
とはいえそれを何とかするのが探偵なのですが・・・
このように、不倫の手口は様々ですが、考えつかないような方法はあまりありませんので、年季を積んでいけば、対象者が実地で教えてくれます。