悪徳探偵の見分け方の具体例を挙げます
2022年10月4日
世に言う「悪徳探偵」は減ったとはいえ存在しているのは間違いありません。
同業者が言うのだから本当です。
探偵業法が施行されて昔よりは激減しましたが、探偵業は届出制なので、不適格者は探偵業の代表者になれませんが、代表者を別人で届けをし、実際の営業は反社の者が行っているとうケースもあります。
では具体的にどのように悪徳探偵を見分けるのかといいますと、まずは中身はどうであれ公安委員会に届出がしてあるかどうかが最重要となります。
届出をしていない場合、正式な探偵ではなくモグリの探偵という事になり公的に認められた探偵ではなく、業法では営業活動を禁止されています。
なのに営業しているという事は、前述したように、探偵を名乗りたい者が届出の際に欠格事由がある可能性が高いのです。
欠格事由の内容は割愛しますが、社会不適合と認められるような者とされる内容となっています。
届出をしていないのは問題外ですが、それを知るには届出証を見なければなりません。
探偵社の面談室等には、業法で、依頼人が見える場所に届出証を掲示しておくか、出先での面談の場合依頼人に提示する必要があります。
これが為されてないのであれば、届出証を見せて欲しいと要求しましょう。
応じてくれなければ、そんな探偵に依頼してはいけません。
次に届出がしてあったとしても、まだ油断は出来ません。
探偵社への接触は普通、電話相談から始まります。
相談内容を説明するのは当たり前ですが、どれくらいの料金で調査が可能かが依頼人の一番知りたい所でしょう。
払えない程の高額な料金では依頼できませんから、当然の心理です。
ここで一切、料金について話さない探偵はやめておきましょう。
調査事案によって料金は変動しますから、詳細な見積もりをしなければ正確な料金は出ないのは正直な所ですが、概算の料金も出せないという事はありません。
一日6時間で3日調査したらどれくらいの料金になるかなんて、概算であればすぐにでも答えられるはずです。
これを頑なに言わないという事は、とてつもなく高い料金を提示しようとしているからです。
その為には、電話だと体よく切られてしまったらそこで終わってしまうので、面談をしないと料金は言えないと言うのです。
この時点で調査技術は別として料金においては悪徳探偵といえるほど高額な調査料金を要求される可能性が高いので面談はしないほうが無難です。
電話である程度の料金を教えてくれる探偵社に依頼しましょう。
また、これらをクリアしたとして、面談場所を探偵社の事務所ではなく、出先の喫茶店やファミレス等で行おうとする探偵も怪しいので注意が必要です。
何故かと言いますと、支店が多くあるように見せかける為に、電話だけ設置しておいて転送電話にし、事務所は存在したとしてもそこに社員はおらず、事務所として機能していない探偵社の場合があるからです。
酷いものになると、アパートの一室や民家に電話だけ備えて事務所すら存在しない場合があります。
これでは事務所での面談は出来るはずも無く、出先で面談しなければならないのは当然ですね。
なので、可能であれば面談場所は探偵社の事務所で行うようにしてください。
これを拒絶された場合は依頼しない方が賢明です。
ここまでの注意点を守れば、悪徳探偵に引っ掛かる可能性は格段に低くなります。