早期決着か、完璧証拠か、どちらを選ぶかは依頼人様次第です。
2022年09月1日
浮気調査の証拠の数は、三回以上が証拠として通用すると言われています。
一回でも不貞行為をした事に変わりはありませんが、継続性や浮気の期間などが、調停や裁判時に影響してくる事から、複数回の証拠が有った方がよりベターだという事なのでしょう。
しかし、調査現場の状況や対象者の動き方、また依頼人様の精神状態などで、長期の調査が出来ない場合があります。
もちろんご予算の都合もあります。
現場の状況の場合は、秘密裏に撮影が困難なケースなどが挙げられます。
屋外での車内での不貞行為は、車を覗き込む形の撮影になるので、近くまで寄らなければ撮影が出来ず、無理やり近くまで行って撮影すると、調査がバレて、一回きりの証拠しか取れないという事になります。
どこで不貞行為をしているのかが分からないケースにおいて、ラブホテルに行くのか、相手の家に行くのか、又はどこかの駐車場で車内で済ますのか、尾行してみないと分かりません。
ラブホテルや相手のアパートやマンション等の場合、そこの出入りを撮ればいいのですが、車内の場合、不倫カップルのどちらかの車への乗り降りでは証拠になりません。
なので車内での行為を撮るしかないのですが、前述したように秘密裏に撮影するのは中々困難です。
ただ、毎回同じ駐車場を使用するというなら、特殊なカメラを使用したり、カメラを事前に配置して待ち伏せしたりと工夫すればなんとか撮影出来ます。
特殊なカメラとは、暗視カメラ等がそうですが、真っ暗闇でも撮影出来ますし、車のスモークガラスも透過して映像を撮れるので、後ろのシートに移動したからといっても撮影出来ます。
また、車の近くに建造物や樹木があれば、そこにカメラを仕込むという方法もあります。
車内を撮影出来れば、不貞行為そのものを撮れるわけですから、これ以上の証拠はありません。
それを複数回撮れれば、完璧な証拠として、裁判だろうがなんだろうが、依頼人様の有利な形で進められるでしょう。
しかし、予算の都合や、早く証拠が欲しいとか、長期の調査に精神が耐えられないという場合は、調査がバレても撮影を強行するという形になります。
この判断については、依頼人様に連絡を取り、決断してもらう形になります。
面談の時の打ち合わせ時にある程度の説明をするようにしておりますが、リアルタイムで変化する状況においては、その都度連絡を入れて判断を仰ぐ方針で調査しています。
昔は特殊なカメラ等はありませんので、フラッシュを焚いて撮影し、急いで逃げるというコントみたいな事を探偵はしていました。
あの頃が懐かしいですね・・・