詐欺電話の回避方法について
2022年08月30日
オレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺は電話から始まります。
その電話も固定電話の場合がほとんどであり、携帯電話を持たない高齢者を狙ったものだからそうなるのでしょう。
しかし、今では80代の人でも携帯電話を持っている人は相当数になっているので、固定電話はもはや要らないと言ってもいいので、固定電話を解約してしまうのが一番の対処法なのではないかと思います。
携帯電話を持っている高齢者においては、全ての電話について携帯電話を使用するようにし、携帯電話の受信設定を携帯内の電話帳に登録されている者だけしか受信出来ない設定にすれば、100%特殊詐欺の被害に遭いません。
ただこの場合、本物の公的機関からの連絡や取引銀行等からの本物の電話だった場合、それらの電話番号を事前に間違いなく登録しておかないと、必要な連絡がとれない状態になってしまいますので、注意が必要です。
高齢者にここまでマメな行動が取れるかといったら難しいかもしれません。
なので、若い家族が、考えうる全ての必要な連絡先を携帯の電話帳に登録してあげると良いでしょう。
また、携帯電話には非通知拒否や海外からの電話の拒否、公衆電話からの電話を拒否するような色々な設定が可能であり、携帯電話のみにしてしまうのはメリットしかありません。
固定電話においても、最近では携帯電話並みに上記のような設定が可能な機種も販売されていますが、携帯電話ほどの細かい設定は出来ないものが多いのが現状です。
そして、何らかの取引、例えばネット販売やその他の取引先への電話番号登録について、固定電話という欄がほとんどの場合ありますが、今では携帯電話の番号をそこに入れてしまえば、それが自分への連絡電話番号として問題なく登録されます。
銀行や官公庁への自分の電話番号の登録も携帯電話で問題なく登録できる時代になっていますので、固定電話にこだわる必要はありません。
面倒なのは、親類や友人、その他取引先に、固定電話を無くし、携帯電話のみにした事を伝えなければならないという事です。
これは面倒でも連絡しなければ、音信不通になってしまいますので、めんどくさがらずに行うしかありません。
個人差もありますが、90歳を越えるような高齢者の場合、携帯電話の操作が無理という現実もあるので、固定電話を無くす事が難しい場合があります。
この場合は、最新式の固定電話に買い替えるのと同時に電話番号の変更をしてしまいましょう。
そして、電話帳への掲載をしないのです。
特殊詐欺の連中が調べる電話番号は、古い電話帳から得られる情報が多く、電話帳以外の登録情報から電話番号を盗み取るのは少数といえます。
なので、電話帳の登録をしなければ、ほぼ特殊詐欺からの電話は掛かってきません。
0120や0800で始まるフリーダイヤルを拒否する設定もあるので、それを有効にしておけば、変な営業電話もカット出来ます。
認知機能が低下してくる高齢者を守る為に、面倒くさがらずに、防衛対策をしましょう。